Europeana 1914-1918:第一次世界大戦の記憶を共有する試み 2014年1月28日,欧州のデジタル文化遺産のポータルサイトであるEuropeanaが,“Europeana 1914-1918”を公開した。第一次世界大戦の開戦から100年を機に,国立図書館等のコレクションに加え,これまで国立図書館等の蔵書にはされてこなかった,第一次世界大戦に関するさまざまな資料を公開し,新たな観点を提示するものである。 主なコンテンツは,戦争経験者約7,000人の書簡や写真等約90,000点,国立図書館10館等のデジタルコレクション約40万点,約660時間分の映像資料の三種類である。この三種類のコレクションを中心にEuropeana 1914-1918の概要を紹介する。 一つ目のコレクションは,欧州12か国の約7,000人の書簡や写真,記念品など第一次世界大戦中の思い出の品の画像90,000点