政治 「日本の核武装あり得ない」 米科学者ら報告書2010年3月24日 【ニューヨーク共同】米科学者らで組織する「憂慮する科学者同盟」は23日、オバマ米政権が策定中の新核戦略指針「核体制の見直し(NPR)」で「核の先制不使用」を宣言した場合も、米保守派が懸念する日本の核武装はあり得ないとする報告書を発表した。 NPRでは見送られる公算が大きくなっているが、報告書は日本政府当局者とのインタビューなどから「日本は先制不使用を支持する」と分析、オバマ政権に対し宣言に踏み切るよう促している。報告書は科学者同盟のグレゴリー・カラキ上級アナリストがまとめた。 報告書によると、カラキ氏は昨年、日本を何度も訪問、政府当局者や安全保障問題の専門家とインタビューを重ねた。 その結果、米政府が先制不使用を宣言しても日本政府は「米国の核の傘に対する信頼性が損なわれたとはみない」「核拡散防止条約(NPT)を