アメリカの元大統領で、長年、紛争の平和的解決に取り組みノーベル平和賞を受賞したジミー・カーター氏が29日、亡くなりました。100歳でした。 目次 米 バイデン大統領「偉大な人格」国葬ヘ 「希望を決して捨てない 私も彼もそう信じている」 カーター氏は、南部ジョージア州のピーナツ農家から政界に転身して地元の州知事を務めた後、1976年の大統領選挙に民主党から立候補して当選し、翌年から4年間、アメリカの第39代大統領を務めました。 在任中の1978年には、長年対立していたイスラエルとエジプトの間の平和条約の締結などを取り決めた、いわゆる「キャンプ・デービッド合意」を仲介し、中東和平に力を尽くしました。 また、1979年にはアメリカと中国との間の国交を樹立し、関係正常化を実現させました。 一方で、1979年の旧ソビエトによるアフガニスタン侵攻や、同じ年にイランの首都テヘランで起きたアメリカ大使館占