CMMIにAgileの思想とプラクティスを取り込む動きは2006年あたりから始まっていたが、今回開催されたSEPG Conferenceにおいて以下のような議論が進行した。 従来のウォーターフォール思想を基盤としたCMMIは今後メンテされない。つまり進化しない。(お猿さん向けに残るには残る。) AgileはCMMIに正式に取り込まれる。 ただし、CMMIが重視する「成熟度」「再現性」などはAgileであっても尊重されなければならない。 成熟度や再現性が問われる以上、プロジェクトは一定以上の「見通し」が確保されるべきである。 すなわち、イタレーションやスプリントという言葉に代表される「やってみて、できるところまで作業する」という姿勢は正されるべきである。 このような考えのもと、Agile+CMMIはRUP(Rational Unified Process)を踏襲した工程名を採用することになっ