2008年10月11日 山中潤氏の語る「ガロ」序文 かつて「ガロ」という漫画雑誌がありました。 (現在でも正式には休刊してませんが、ほぼ休刊状態です) 漫画家だけでなく、芸術家やミュージシャンらにも影響を与え、 普通の雑誌には載らない様な作品も平気で掲載され、 日本のサブカルチャーや漫画史を語る上で避けて通る事のできない伝説の雑誌です。 そういった雑誌が、大手出版社ではなく青林堂という、 長井勝一という小柄な人物の個人会社的な小さな出版社から、 商業的に苦しくても、30年以上の長きにわたり刊行されていました。 私は「たま」ファンでして、 その「たま」のパーカッション・石川浩司(ランニングの人)が無類のつげ義春ファンだったので、 私もつげ義春に衝撃をうけファンになり、それをきっかけに「ガロ」を知り、 それからずっと「ガロ」というのは憧れの雑誌でした。 私はそういった思いと、このブログのテーマ