エベレストのベースキャンプで、テントを張る準備をするネパール人シェルパたち(2018年4月25日撮影)。(c)AFP PHOTO / Prakash MATHEMA 【5月24日 AFP】世界最高峰エベレスト(Mount Everest)の登山産業は、その最も重要なリソースの不足によって危機にさらされている。経験豊富なネパール人山岳ガイド「シェルパ」の不足だ。 この20年間でエベレストの登山者数は2倍以上に増え、シェルパの供給が追いついていない。経験不足のガイドが使われることもあり、すでに惨事を招いている。 ダワ・サンジ・シェルパ(Dawa Sange Sherpa)さん(20)が昨年、果たしたエベレスト登頂は彼自身にとっても、彼が同伴した登山者にとっても初めての体験だった。下山途中、寒さと酸素不足、疲労にやられた。 頂上の真下で意識を失った2人は数時間後に発見されてどうにか生還したが、2