こんにちは、福島県郡山市の総合南東北病院外科の中山祐次郎です。 私は大腸がんの専門なので、患者さんにがんの告知をすることは日常的にあります。 そんな時、患者さんのほとんどは頭が真っ白になり、思考が止まってしまいます。私が詳しいご病状を説明しても、ほとんど頭に入らないことがよくあります。私はそれを非常に気にかけているので、紙に書いて説明するようにし、場合によっては翌週にもう1度、同じ話をすることさえあります。 がんの告知という、恐らく人生最大級のショックを受けた時。訳が分からなくなってしまうのは、とてもよく分かります。しかし、医者は検査や治療のスケジュールを決めていかねばなりません。そこで、がんと告知された時に皆さんが、どんなに頭が真っ白になっても、医者に対してしておくべき質問をまとめました。最低限、次の3つだけは聞いておきましょう。 ●がんの治療は慣れているか(1年で何人くらい担当している