1Gビット/秒の光回線を使っているのに、時間帯によっては実効速度が数十Mビット/秒しか出ない──。こうしたユーザーの不満に応えるため、インターネット接続事業者(ISP)が「IPoE」という方式を使ったインターネット接続サービスを続々始めている。 そして業界最大手のNTTコミュニケーションズ(NTTコム)もIPoE方式によるサービスに参入。2018年6月27日、個人向けサービス「OCN v6アルファ」と法人向けサービス「OCN光 IPoEサービス」の提供を始めた。 IPoE方式とは、ユーザーがNTT東西のアクセス網(NGN)を使ってインターネットに接続する方式の1つ。このほか「PPPoE方式」がある。PPPoE方式は混雑しやすいネットワーク構成とされており、トラフィック急増に伴いユーザーの実効速度が遅いという課題が顕在化している。これまでNTTコムはPPPoE方式を使い続けてきた。ここにきて
