弱者男性論で語られる「非モテの苦しみ」は、女性からは軽視や蔑視されることも少なくないが、この例示なら少しは理解してもらえるかも思った。 これらの問題はどちらも「片方の性がもう片方の性より市場価値が著しく低い」というのが原因として大きい。 女性の場合、労働市場における価値が相対的に低いから様々な労働問題に直面する。 体力や筋力が低い、生理や出産といったデバフがある、そうしたマイナス要素のない男性の方が労働に適しているから労働の場が男性向けに最適化されてさらに活躍の余地が奪われていくという負のループにある……、そうした不利さを持つ女という性は労働市場において男性に比べて価値が低い。 それ故に女性は賃金格差や職場における軽視に苦しめられてきた。 男性の場合はこれと同質のことが恋愛市場で起きている。 まず前提として「男という性は恋愛市場において価値が低い側の性である」という現実がある。 これは最も
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