エックス線天文衛星「アストロH」を搭載し打ち上げられるH2Aロケット30号機=17日午後5時45分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター 30回目の打ち上げとなったH2Aは日本の基幹ロケットとして高い信頼性を実現した。平成13年の初号機から失敗は6号機の1回だけで、成功率は世界最高水準の96・6%に達した。欧米の主力機と比べ実績はまだ少ないとはいえ、安定軌道に乗ったといえそうだ。 19年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業へ打ち上げ業務を移管。増強型のH2Bも含めると、今回は移管から20回目の打ち上げとなった。 H2Aは成功率だけでなく運用の正確さも特徴で、悪天候による延期を除くと全体の8割を予定通りの日時に打ち上げている。こうした高い信頼性を武器に三菱重工は世界市場で巻き返しを目指しており、昨年は初の商業衛星を打ち上げて評価を高めた。 一方、長年の課題は価格競争力の向上だ。商
エックス線天文衛星「アストロH」を搭載し打ち上げられるH2Aロケット30号機=17日午後5時45分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター(黒田悠希撮影) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、打ち上げに成功したエックス線天文衛星「アストロH」を「ひとみ」と命名したと発表した。 JAXAは命名の由来について、瞳は目の中で光を吸い込む部分であり、観測対象のブラックホールは「宇宙の瞳」ともいえることから、衛星「ひとみ」で「宇宙の瞳」を観測するとした。「熱い宇宙の中を見る」との意味もあるという。 また、竜の絵に瞳を書き込んだ途端に、竜が天に昇ったという「画竜点睛(がりょうてんせい)」の故事を引き合いに、衛星「ひとみ」はエックス線天文学において、最も肝要なミッションになってほしいとの願いも込めたという。
エックス線天文衛星「アストロH」を搭載したH2Aロケット30号機が17日午後5時45分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星は同6時頃に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。 アストロHは昨年8月に観測を終えた「すざく」の後継機。ブラックホールや銀河団から放出されるエックス線などを高感度でとらえ、宇宙の成り立ちや新たな物理法則の謎の解明を目指す。 エックス線は電磁波の一種で、可視光と比べ波長が千分の1以下と短い。数億度の超高温や高エネルギーの天体現象に伴って放出され、光では見えない極限状態の宇宙の姿を探ることができる。 アストロHは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が米航空宇宙局(NASA)などと共同で開発した。日本側の開発費は打ち上げ費を含め310億円。名古屋大や九州工業大などの超小型衛星3基も相乗りして打ち上げられた。 平成13年に初号機を打ち上げたH2Aは今回が30
宇宙の成り立ちの解明を目指すX線天文衛星「アストロH」を搭載したH2Aロケット30号機が17日午後5時45分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。「相乗り」した三つの小型衛星とともにロケットから分離されたアストロHは「ひとみ」と命名された。 H2A打ち上げの成功は24回連続。アストロHは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が中心に開発した国産6代目となるX線天文衛星で、昨年まで使われた5代目「すざく」より10~100倍暗い天体を観測できる。ブラックホールの成長過程など宇宙の全体像を解明する役割を担い、3年以上の観測を目指す。 X線放出を伴う宇宙での爆発や衝突などは地球から見られず、大気圏外で観測するX線天文衛星の性能を向上させた。 ブラックホールの運動の様子などを直接捉える「重力波」の初観測が発表された直後とあって、「X線と重力波の観測を組み合わせれば、より多面的に宇宙の構造を調
X線天文衛星「アストロH」を搭載したH2Aロケット30号機が17日午後5時45分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。アストロHを14分後に分離。昨年11月に続き、H2Aは24回連続での成功となった。 アストロHは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)を中心に国内外の研究機関の協力で開発した、国産で6代目のX線天文衛星だ。 天体が出す電磁波は、X線の観測でしか見えないものが8割に及ぶ。地球は大気に守られており、地表にX線が届かないため、大気圏外で観測するX線天文衛星が重要になる。 アストロHは、高精度の望遠鏡とX線検出器を備え、昨年まで使われた5代目の「すざく」より10~100倍暗い天体の観測が可能になる。X線を出すブラックホールの成長過程や、銀河団の進化といった宇宙の成り立ちの解明に迫る。
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種子島宇宙センターから打ち上げられるH2Aロケット30号機=鹿児島県南種子町で2016年2月17日午後5時45分、津村豊和撮影 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日午後5時45分、エックス線天文衛星「アストロH」を搭載したH2Aロケット30号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。約14分後、予定の軌道に衛星を投入し打ち上げは成功した。アストロHは最先端のエックス線望遠鏡を備えており、巨大ブラックホールの生い立ちなど宇宙の謎の解明が期待されている。 H2Aの打ち上げ成功は24回連続。失敗は2003年の1回のみで、成功率は96.7%になった。エックス線天文衛星の打ち上げは05年7月の「すざく」(昨年運用終了)以来。JAXAは今回の衛星を、ブラックホールの形や宇宙の中を見るという役割にちなみ「ひとみ」(瞳)と命名した。約3カ月作動を確認した後、観測を開始する。
「革新的衛星技術実証1号機のテーマ公募」選定結果について(2016年2月) JAXAは平成27年10月から11月にかけて、平成29年度にイプシロンロケットにて打上げを計画している「革新的衛星技術実証1号機」に搭載する実証テーマを募集し、応募のあった32テーマの中から以下の観点により 下記のとおり実証テーマ(計12件)を選定いたしましたのでお知らせいたします。 ミッションの意義・価値(衛星技術/競争力向上、イノベーション創出、宇宙産業活性化に資する可能性等) 技術的実現性(インタフェース要求、安全要求等への適合性、開発実現性等) 選定テーマの中には、小型実証衛星(本プログラムの本体衛星)に搭載して実証を行うもの(部品およびコンポーネント)、50kg級の超小型衛星として打ち上げるもの、さらに小さなキューブサットとして打ち上げるものがそれぞれ含まれています。 今後、打上げに向けて、必要な取決めの
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