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bookに関するja_bra_af_cuのブックマーク (761)

  • 『文フリと批評』(文学フリマ東京39) - logical cypher scape2

    2024年12月1日に開催された、文学フリマ東京39に行ってきた。 文学フリマ初のビッグサイト開催であるが、それを理由に行ったわけではない。 ここ数年文フリからはご無沙汰で、今回も当初は行く予定がなかった。TLから、近く文フリがあるのだなあとは思ったが、いつやるのかもそれほど把握していなかった。 ところが、前日の夜、急に塚田君から「明日、文フリに行く」旨のメッセージが入っていたのである。実のところ、そのメッセージを読んだ時でさえ、そんな急に言われてもなあ、という感じだったのだが、10年近く会っていなかったことを思うと、このチャンスを逃すとまた当分会えないのでは、ということで行くことにしたのである。 全然行くつもりのなかった文学フリマとはいえ、いざ行くとなれば、寄りたいところは色々とあがってくるもので、それでも回|れたのは最低限の範囲でしないのだが、いくつか買ったがあるので、感想をボチボチ

    『文フリと批評』(文学フリマ東京39) - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2024/12/20
    "ここ最近文フリに参加するようになった編集者が、地方の文フリに行くとオタクがいる(文フリには場違いだ)、と眉をひそめていた[...]日記・エッセイ・独立出版社・ZINEというのが、文フリをちょっとオシャレな場所に"
  • #5713. 生成文法と言語変化・英語史を掛け合わせた著書が出ました --- 田中 智之・縄田 裕幸・柳 朋宏(著)『生成文法と言語変化』(開拓社,2024年)

    前 次 hellog英語史ブログ #5713. 生成文法と言語変化・英語史を掛け合わせた著書が出ました --- 田中 智之・縄田 裕幸・柳 朋宏(著)『生成文法と言語変化』(開拓社,2024年)[generative_grammar][language_change][grammaticalisation][syntax][review][toc][notice] 標記の開拓社からの新刊書をご献いただきました,ありがとうございます! 開拓社による「最新英語学・言語学シリーズ」の第20巻という位置づけで,「生成文法×英語史」の最新の専門的な知見がまとめられています.300頁ほどの著書で,量的にも格派です.英語の統語変化を理論的に考察したい研究者・学生にとって,必携の参考書です. 以下,目次を取り出してみましょう.魅力的な話題と高度な専門用語が並んでいます. 第I部 生成文法理論における

  • Newton2025年1月号 - logical cypher scape2

    SFは実現可能か? 摩訶不思議な物質変化の世界 感動する化学 「時間心理学」入門 子供と大人で時間の流れ方がちがうのはなぜ? 「超伝導」の世紀 電気抵抗がなくなる物理現象が社会を変える日 能登半島は今 600万年つづく隆起が 地形を変えつづけている AIを支えるベクトルと行列 驚異的な計算能力を生みだす数学の道具 Newton 2025年1月号 作者:科学雑誌Newton株式会社ニュートンプレスAmazon SFは実現可能か? 監修 池谷裕二/稲見昌彦/真貝寿明 執筆 尾崎太一 最初、これ面白そうだなあと思って手に取ったのだけど、何となく知っているトピックが多いなあと思って流し読みしてしまった。 細かいところまで読めば、知らないこともあった気がするのだが、 摩訶不思議な物質変化の世界 感動する化学 お酒に水を入れると体積は減る ポテチの袋は5層構造(柔らかく、切れやすく、中身を酸化から守る

    Newton2025年1月号 - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2024/12/17
    “「時間心理学」入門 子供と大人で時間の流れ方がちがうのはなぜ? ”
  • 『脳と音楽』 伊藤 浩介 (著) いや、脳の話より、二章、内耳の基底膜の物理的特性がもとになって、三章、音から音階へ、四章 ドレミファソラシド、各種音律が成立する部分が圧倒的に面白い。タイトル不適切、だ|原 正樹

    『脳と音楽』 伊藤 浩介 (著) いや、脳の話より、二章、内耳の基底膜の物理的特性がもとになって、三章、音から音階へ、四章 ドレミファソラシド、各種音律が成立する部分が圧倒的に面白い。タイトル不適切、だがは面白いぞ。 『脳と音楽』   2024/10/10 伊藤 浩介 (著) Amazon内容紹介気鋭の脳科学者が挑む「音楽とは何か?」。知的刺激に満ちた音楽理論書 ・脳科学者が音楽のしくみ・存在意義を科学的に掘り下げる ・音楽家・音大生他、音楽を愛する全ての人に 「音楽の仕組みや存在意義に根から科学的にアプローチした書は、多くの演奏家にとっても気づきの多い内容だと思う。音階/音律の成り立ちに関してたくさんを読んだが、書がもっとも理にかなって分かりやすい。脳科学的な「緊張と弛緩」の話は、全ての時間芸術において成り立つと思う」(ピアニスト角野隼斗氏推薦文より)。 脳科学者が挑む、音楽

    『脳と音楽』 伊藤 浩介 (著) いや、脳の話より、二章、内耳の基底膜の物理的特性がもとになって、三章、音から音階へ、四章 ドレミファソラシド、各種音律が成立する部分が圧倒的に面白い。タイトル不適切、だ|原 正樹
  • 中公新書『就職氷河期世代』が出ます|近藤絢子

    書店に並ぶのは10/21ごろみたいです。 というわけで、その宣伝&関連する論文やコラムなどの紹介をしたいと思います! の話目新しい指摘は詳しい内容は冒頭にリンクを貼った出版社サイトの目次をみていただくとして、とりあえず類書にない目新しい指摘は 2000年代半ばの「回復期」に卒業した世代は全然「回復」してなくてむしろ「就職氷河期」の最初のほうがマシだった(第1章・第4章) 氷河期どん底世代は実は団塊ジュニア世代より子供を多く生んでいた!(第2章) の2点だと著者は思ってます。 あと、これはすでに他の人たちもさんざん指摘していることですが、やっぱり不安定雇用・低い収入のまま中高年に達した人が一定数いて、社会から孤立している無業者も若い世代ほど増えていて、すでにやばいけどこれ以上放置したらさらにやばいですよ、ということも改めて統計データに基づいて指摘しています。 データで裏を取ることにこだわり

    中公新書『就職氷河期世代』が出ます|近藤絢子
  • 「1冊でも倒れないブックスタンド」が爆売れ 固定観念覆す商品開発

    立てのが倒れてしまう──このストレスを解消してくれるのが「1冊でも倒れないブックスタンド」。ブックスタンドという成熟した市場で、新たな価値を創出。数々の文具アワードを受賞したこの商品の開発は、コストとの戦いでもあった。 何度も芯が折れてイライラさせられるシャープペンシル、消しかすが散らばって片付けが面倒な消しゴム……。文具を使っていて、「致命的な欠点ではないけれど、いつもストレスのもとになる」という現象がある。 それらのストレスを解消し、ユーザーの気分を上げてくれる──そんな文具の好例が、リヒトラブの「1冊でも倒れないブックスタンド」だろう。 2022年10月に発売したところ、あれよあれよという間に売り上げが伸長。発売から約1年で計画の7倍以上の4万4800台を売り上げた。当初はシリーズ化の予定はなかったが、ユーザーの要望を受ける形でラインアップを拡充。今では5サイズ、2色を展開。24

    「1冊でも倒れないブックスタンド」が爆売れ 固定観念覆す商品開発
  • 篠田謙一『人類の起源』 - logical cypher scape2

    サブタイトルに「古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」」とある通り、古代DNA研究をまとめたとなる(その意味では「人類の起源」の話ではなく「人類の拡散」の話といった方が正確か)。 類書としてデイヴィッド・ライク『交雑する人類』(日向やよい訳) - logical cypher scape2があり、扱っている内容は重なっているが、違いも大きい。 『交雑する人類』は、人種差別、性差別に関わることについてもかなり言及があるが、書にはそうした言及は少ない(人種について終章にまとめて少し書いてある)。 書は、新書という性質上、ページ数も少なく記述の分量が少ないが、逆にそれゆえに『交雑する人類』よりも分かりやすいかもしれない。まあ、既に自分が『交雑する人類』を読んでいたので、分かりやすかった可能性もあるが(例えば、ヤムナヤの説明については書の方が分かりやすかった気がするが、既にヤムナ

    篠田謙一『人類の起源』 - logical cypher scape2
  • ヨーロッパ近世はなぜ中世でもなければ近代でもないのか|ちくま新書|岩井 淳|webちくま

    ヨーロッパにおいて近世とはどういう時代か、中世とも近代とも異なるその独自性とはどのようなものか。主権国家と複合国家の相克という観点から、近世という時代の多様で複雑なうねりを描き出すちくま新書8月刊『ヨーロッパ近世史』(岩井淳著)より、「はしがき」を公開します。 「ヨーロッパ近世」とは、どのような時代だろうか。近世とは、日史なら主として江戸時代をさすが、ヨーロッパ史では通常、15、16世紀の大航海時代や宗教改革に始まり、18世紀後半のイギリス産業革命とフランス革命までの時代を念頭に置くことが多い。しかし振り返ってみると、この「近世」(英語ではearly modern と言う)という時代区分は、それほど古くからあったわけではない。19世紀までの主要な歴史家は、ヨーロッパ史の時代区分として古代、中世、近代という三分法を用いており、そこでは、大航海時代や宗教改革から始まる時代は、中世とは区別され

    ヨーロッパ近世はなぜ中世でもなければ近代でもないのか|ちくま新書|岩井 淳|webちくま
  • 最寄りの書店に在庫があるかを調べる機能を「カーリル」が搭載。スマホからの利用にも対応【やじうまWatch】

    最寄りの書店に在庫があるかを調べる機能を「カーリル」が搭載。スマホからの利用にも対応【やじうまWatch】
  • 人生がどうしようもなく変わってしまったときにどう生きる?ーミニ読書感想『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』(谷川嘉浩さん)|読書熊

    哲学者・谷川嘉浩さんの『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』(ちくまプリマー新書、2024年4月10日初版発行)が、学びになりました。衝動とは、自分でもコントロールできない、人生の針路を変えてしまうエネルギーのこと。これは人間内部から起こるモチベーションとは必ずしも一致しなくて、外部からやってくるものでもある。タイトルはポジティブですが、私はこれは、事故やトラブル、予期せぬ人生の転機に「それでも」生きるための手掛かりを教えてくれるとして読みました。 衝動とは何か。著者は、天動説全盛の時代に地動説を探究する研究者の卵を主人公にしたマンガ『チ。』を鍵となるメタファーにして、次のように説明します。 自分でもコントロールしきれないくらいの情熱、過剰なパッション、非合理な欲動、直感ーー。こういう言葉で指し示そうとしているのは、やむにやまれぬ感覚、つまり合理的な説明のつかない衝動のことです。理屈で

    人生がどうしようもなく変わってしまったときにどう生きる?ーミニ読書感想『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』(谷川嘉浩さん)|読書熊
  • ジェノサイドを可能にした国際社会の「伝統」 ガザ・パレスチナ問題を受け緊急出版された一冊 | AERA dot. (アエラドット)

    岡真理(おか・まり)/1960年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。京都大学名誉教授。東京外国語大学大学院修士課程修了。専門は現代アラブ文学・パレスチナ問題。著書に『アラブ、祈りとしての文学』『ガザに地下鉄が走る日』ほか(撮影/小山幸佑) この記事の写真をすべて見る AERAで連載中の「この人のこの」では、いま読んでおくべき一冊を取り上げ、そこに込めた思いや舞台裏を著者にインタビュー。 著者である岡真理さんは現代アラブ文学とパレスチナ問題を専門とし、パレスチナを訪問しながら研究を続けてきた。書はハマス主導の越境奇襲攻撃に端を発し、イスラエルによるガザ地区への攻撃が激化した2023年10月に行われた二つの講演をもとに、パレスチナ問題の歴史とその質を平易で力強い言葉であきらかにする。現在3刷、累計2万5千部になっている『ガザとは何か』。岡さんに同書にかける思いを聞いた。 *  *  * 「

    ジェノサイドを可能にした国際社会の「伝統」 ガザ・パレスチナ問題を受け緊急出版された一冊 | AERA dot. (アエラドット)
  • 問題にされてこなかった生きる意味の問い――『人生の意味の哲学入門』上|じんぶん堂

    記事:春秋社 懇親会での忘れがたい思い出から話は始まる。 書籍情報はこちら 哲学者は「人生の意味」が苦手かもしれない もう十数年も前のことになるけども、ある哲学の学会の懇親会で同席した年長の研究者の人から自分の専門について尋ねられたことがある。そこで私は、さしあたり最近関心があることとして「人生の意味に関心があります」と答えた。どうやらその人は私の返事が冗談だと思ったのか、少し笑って「それは難しい問題ですね。ところで当のご専門は何なんですか」と返してきた……。 これは私にとって忘れがたい思い出だ。自分の研究が馬鹿にされたという感じはない。どちらかと言えば、その思い出には少しユーモラスな感じが伴っている。 サイモン・クリッチリーの『ヨーロッパ大陸の哲学』(佐藤透訳、岩波書店、2004)でも、職業的哲学者にありがちな困惑として、次のような場面が描かれている。 専門職業的な哲学者がパーティで見

    問題にされてこなかった生きる意味の問い――『人生の意味の哲学入門』上|じんぶん堂
  • 後進国日本の姿『絶望の林業』

  • 『なぜ美』と『近代美学入門』への補足 - logical cypher scape2

    井奥陽子『近代美学入門』 - logical cypher scape2のブクマが急速に伸びている。ブログのTOP3に入ってきた。 https://hatenablog.com/ に載ったので多分そのせいだと思う。普段、見かけないidからのブクマが多いし。 (なお、ブクマが増えるとブログを書いている身としては単純に嬉しいが、伸びるかどうかはわりと偶然の産物でしかないことも分かっている) それはそれでいいとして、同日にデビット・ライスさんがやはり同書を取り上げた記事を書いているのに気付いた。 ここから直接アクセス流入しているわけではないが、はてなブックマークのホットエントリに並んだので相乗効果はあったのかもしれない。 タイトルにあるとおり、『近代美学入門』だけでなく『なぜ美を気にかけるのか』も一緒に扱われている。 『なぜ美』の方は、当ブログでは以下で取り上げた。 さて、ライスさんの記事は、

    『なぜ美』と『近代美学入門』への補足 - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2023/11/14
    ”孤独のグルメは孤独ではあるんだけど、協働的側面もあるということ。〔……〕その店の店主や従業員、他の客の関与〔……〕も必要となる。彼らが共通して目指しているのが、一人飯の美的なもの”
  • 井奥陽子『近代美学入門』 - logical cypher scape2

    タイトル通り、近代の美学についての入門書なのだが、とても良いだった。 「芸術」「芸術家」「美」「崇高」「ピクチャレスク」という概念ごとに章立てした5章構成のとなっているが、これらの概念は全て近代に成立した概念である。 「崇高」と「ピクチャレスク」はあまり一般的には馴染みのない言葉だろうが、「芸術」「芸術家」「美」といった、現在の我々にとってはわりとあって当たり前の概念が、歴史的にはそれほど古くない概念であることを示している。 常識だと思っていることを相対化して捉え直すことを目指していて、おおよそどの章も、古代ではどうだったか、近代でどのように成立していったのか、そして、現代的な論点についてどのように考えられるか、という構成をしている。 なので、確かに「近代の美学」についてのではあるのだが、美学一般の入門書という位置づけで読んでしまってよいと思う。 新書レベルの読みやすさ・分かりやすさ

    井奥陽子『近代美学入門』 - logical cypher scape2
  • 認知言語学から小説の面白さに迫る『小説の描写と技巧』

    小説の面白さはどこから来るのか? 物語のオリジナリティやキャラクターの深み、謎と驚き、テーマの共感性や描写の豊かさ、文体やスタイルなど、様々だ。 小説の面白さについて、数多くの物語論が著されてきたが、『小説の描写と技巧』(山梨正明、2023)はユニークなアプローチで斬り込んでいる。というのも、これは認知言語学の視点から、小説描写の主観性と客観性に焦点を当てて解説しているからだ。 特に興味深い点は、小説の表現描写が、人間の認知のメカニズムを反映しているという仮説だ。私たちが現実を知覚するように、小説内でも事物が描写されている。 認知言語学から小説の描写を分析する 通常ならメタファー、メトニミーといった修辞的技巧で片づけられてしまう「言葉の綾(あや)」が、ヒトの、「世界の認知の仕方」に沿っているという発想が面白い。これ、やり方を逆にして、認知科学の知見からメタファーをリバースエンジニアリングす

    認知言語学から小説の面白さに迫る『小説の描写と技巧』
  • 既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書

    万物の黎明 人類史を根からくつがえす (翻訳) 作者:デヴィッド・グレーバー,デヴィッド・ウェングロウ光文社Amazonこの『万物の黎明』は、世の中にはやってもやらなくてもいいようなクソどうでもいい仕事で溢れているのではないかと論を展開した『ブルシット・ジョブ』で知られるデヴィッド・グレーバーの最新作にして、遺作となった大作ノンフィクションである(単著ではなく、考古学の専門家デヴィッド・ウェングロウとの共著)。今回テーマになっているのは、サブタイトルに入っているように、「人類史」だ。 多くの(特に売れている)人類史には、環境要因に注目したジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』や「虚構」をテーマにしたユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』のように「わかりやすい切り口」が存在するものだが、書(『万物の黎明』)の特徴の一つは、数多語られてきた「わかりやすい切り口」の「ビッグ・ヒストリ

    既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書
  • やっかいな句読点「;」知れば知るほどワクワクする読書体験/『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』書評(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース

    セシリア・ワトソン(著)、萩澤大輝 (訳)、倉林秀男(訳)『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』(左右社) 世の中には読んだほうがいいがたくさんある。もちろん読まなくていいだってたくさんある。でもその数の多さに選びきれず、もしくは目に留めず、心の糧を取りこぼしてしまうのはあまりにもったいない。そこで当欄では、書店で働く現場の人々が今おすすめの新刊を毎週紹介する。を読まなくても死にはしない。でもを読んで生きるのは悪くない。日刊SPA!で書店員による書評コーナーがスタート。ここが人ととの出会いの場になりますように。 いきなり個人的な話で恐縮だが、私は英語が好きではない――しかし外国文学を読むのは好きだったし、それを批評するのも楽しかったため、英文学の修士号までとっていたりする……実情は就活に失敗してどうにか滑り込めたのが内部進学での院進だっただけで、とにかく私はでき

    やっかいな句読点「;」知れば知るほどワクワクする読書体験/『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』書評(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース
  • 「ブルシット・ジョブ」著者が遺作で切り込んだ相手

    「ポップ人類史」を根から批判 『万物の黎明』のひとつのもくろみは、ユヴァル・ノア・ハラリやジャレド・ダイアモンド、スティーヴン・ピンカーなどのベストセラーの著者たちのテキスト、いわゆる「ポップ人類史」を根から批判することにある。かれらへの言及と批判は、書の随所にあらわれる。 かれらのほとんどが、人類学にも考古学にも門外漢である。しかし、かれらは人類学や考古学の領域でのめざましい近年の発見をつまみぐいしながら、旧来のパラダイムに巧みに適合させた著作を書いている。そしてそれによって人は、世界の見方を揺るがせにすることなく、新奇な発見をたのしむことができる、と。その批判は、辛辣である。 「わたしたちの議論展開に性急さのようなものが感じられるとしたら、その理由は、現代の著述家の多数が、ホッブズやルソーといった啓蒙時代の偉大な社会哲学者の現代版はわれなりといった風情で、おなじ壮大な対話を(ただ

    「ブルシット・ジョブ」著者が遺作で切り込んだ相手
  • 「ブルーバックス」おすすめ10冊+α(9/28まで電子版半額セール中) - 沼の見える街

    講談社の科学系新書レーベル「ブルーバックス」が60周年記念ということで、9/28まで大規模な(史上最大らしい)電子版50%セールを開催中なので、個人的に面白かったり広めにオススメできそうなタイトルをまとめておこうと思った。 amzn.to ブルーバックスは広大な科学ジャンルを扱っているレーベル(昨年時点で出版総数2200点らしい)なので、チョイスが偏ってると思うけど…。数学とかも沢山あるのだが弱いジャンルなのであまり紹介できなかった。あと新しめのが多いです。 60周年記念の一環なのか、ブルーバックスが読み放題サービスのkindle unlimitedにもけっこうドカンと入ったので、加入して読み倒してもいいかも。いま3ヶ月無料キャンペーンもやってるそうなので(〜10/15)対象者はぜひ。 ところでオススメは「10冊」に絞ってみた…つもりだったが、いま目次を数えたら11冊あった。まぁあわ

    「ブルーバックス」おすすめ10冊+α(9/28まで電子版半額セール中) - 沼の見える街