高まる人気や注目に水を差すことを避けたかったのか。はたまた、体裁を考えて問題を先送りにしたかったのか――。 スポーツクライミングを国内で統括する日本山岳・スポーツクライミング協会と、代表選手たちの対立はひとまず、双方が譲歩する形で決着した。 協会関係者によれば、「代表ユニフォームのベストに個人スポンサーのロゴを条件付きで掲出できることに決まった。ただし、オフィシャルスポンサーと業種がかぶる個人スポンサーの掲出はNG。来年以降の掲出については新たに交渉することに落ち着いた」と明かしてくれた。 ADVERTISEMENT ただし、肖像権に関する選手たちの要望は保留になっている。 事の経緯は、こうである。5月初旬に行われた国際大会のボルダリング・ワールドカップ八王子で、日本代表の有志は協会に反旗を翻して代表ユニフォームのパンツに『KEEP OWN SPONSORES for PRO activi
