う〜ん、とても面白い。紀田順一郎先生の問いかけ: ああ、ニッポンの成金は: "欧米では巨額のカネをもうけたら、多少は蔵書機関やホールなど公共施設に名をのこそうとします。最近でこそ、ジェット機何台というように矮小化しているものの、まだ射程距離の長い使い途を考える風土はのこっているようです。日本では若干の美術館の例がありますが、もとは利殖からで、100パーセント公共の精神からではないでしょう。なぜ日本の成金は、刹那的な浪費ばかりを考えるのでしょうか。"江戸時代からそうだったらしい。料亭で大散財。なぜなのか、小生もわからなかったが、ようやくわかった。 紀田順一郎先生によれば、こういうことらしい: ■国民性ということには相違ないのですが、こうした性格をつくりあげたものは、長い長い鎖国時代を通じて、上昇志向や一定の努力が、巨大な壁のような支配社会体制によって全面的に阻まれてしまう風土をつくりあげてし
今日の日経「まなび再考」コラ ムでお茶の水女子大教授の耳塚寛明氏が書いている。民主党の前原代表が「所得格差が子供の学力格差をもたらしている」と国会で格差社会を批判したが、あれ は大都市に限ったことで、耳塚教授らのグループが東北地方の小都市を対象に実施した調査ではその差はごくわずかであったとのこと。日本の政治では、格差是 正といえばすぐに地方にお金を寄越せという議論になるのだが、学力格差是正の施策については、全国的に行うのではなく都市圏を重点的対象地域として行わな ければいけないということであり、示唆的である。 同じようなことが少子化対策に ついても言える。少し前の日経「大機小機」で隅田川氏が書いていたが、「人口増加が最も高い上位10県のうち沖縄をのぞく9都府県(東京、神奈川、愛知な ど軒並み大都市圏)では出生率が全国平均を下回っている。また人口減少率が最大の10県のうち9県(秋田、青森、島
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