苦しんできた就職氷河期世代を支えたい ひきこもり、親の高齢化、心身不調の40-50代…官民連携で支援充実
12月9日、受動喫煙にさらされる子どもは、そうでない子どもに比べて精神面で問題が多くなる傾向が英国の調査で明らかに。写真は2004年にロンドンで撮影(2010年 ロイター/David Bebber) [ニューヨーク 9日 ロイター] 親など周りにいる人がタバコを吸うことで「受動喫煙」にさらされる子どもは、そうでない子どもに比べて精神面で問題が多くなる傾向が、英国で実施された研究で明らかになった。 ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)のチームは、英国に住む4─8歳の子ども901人を対象に、唾液などから受動喫煙の度合いを調べたほか、子どもの親にアンケートを実施。その結果、平均すると、受動喫煙の量が多い子どもほど、多動性障害や行為障害など精神的な問題を抱える傾向にあることが分かったという。 研究を主導したUCLのマーク・ヘイマー氏は、今回の研究は、喫煙者の親に対し、禁煙または屋外で
米ニューヨークのタイムズスクエアでタバコを吸う女性(2010年9月16日撮影)。(c)AFP//Getty Images/Spencer Platt 【11月26日 AFP】受動喫煙による死者は世界で年間60万人もに上り、その3分の1が子どもだと指摘する報告が26日、英医学専門誌「ランセット(The Lancet)」発表された。これは、同年の全世界の死者の1%に相当するという。全世界を対象とした調査結果が明らかにされたのは今回が初めて。 個人の嗜好からくる生活習慣病とは異なり、受動喫煙の被害者は他人、特に自分の家族の不健康な習慣によって、究極の犠牲を強いられているといえる。 192か国・地域を対象とした最新の調査データは2004年のもので、世界の非喫煙者のうち子どもの40%、女性の35%、男性の33%が受動喫煙にさらされていた。 受動喫煙によって死亡した例の半数は女性で、男性と子どもが残り
米国で販売されているアルコールとカフェイン入り栄養ドリンク(2010年11月14日撮影)。(c)AFP/Paul J. Richards 【11月17日 AFP】高濃度のカフェイン入り栄養ドリンクを日常的に飲むと、アルコール依存症になって過剰飲酒の習慣に陥る危険性が極めて高くなるとする研究結果が16日発表された。 米メリーランド大(University of Maryland)のアメリア・アリア(Amelia Arria)氏率いる研究チームは、大学生1000人以上を対象にカフェイン入り栄養ドリンクの消費と飲酒に関する調査を行った。その結果、カフェイン入り栄養ドリンクを毎日または週に1度以上飲んでいる学生では、たまにしか飲まない、または全然飲まない学生に比べて、アルコール摂取の量も頻度も多く、アルコール依存症になる確率も高いことがわかった。 さらに、カフェイン入り栄養ドリンクの消費量が多い学
うつ病を運動で治す試みが注目されている。薬の効きにくい人が改善することがあるほか、再発率が低いとの研究成果も出ている。 首都圏に住む30代の男性会社員は、自宅近くを15分、週4回速歩きをしている。腕を大きく振り、ハアハアと息が弾むほどのスピードを保つ。終わるとじっとり汗をかく。2カ月後、気分が晴れてきたのを実感するようになった。 「うつうつと家に閉じこもっていたが、今は友人とお茶をしたり、人と積極的にかかわれるようになった」と男性は話す。10年以上抗うつ薬を飲んでいるが、これほど変わったのは初めて。両親と電話で話すと「声が明るくなった」と言われた。夜寝て朝起きる規則正しい生活になり、会社への復職を考え始めている。 男性が通う「青葉こころのクリニック」(東京都豊島区)の鈴木宏医師は「運動すると気分がすっきりして前向きになれる」と話す。大事なのは、一人一人に適した強度と頻度の運動を一定期間続け
社会派映画をプロデュースするワン… ニュース・フォーカス介護のイメージ変えたくて 映画ケアニンに込めた思い(2019/8/15) ■ひと介護や在宅医療を前向きに伝える映画プロデューサー山国秀幸さん(52) 「介護」の暗いイメージを少しでも変えたい――。そんな思いで映…[続きを読む] いびきや無呼吸に悩んだ娘 半年後に診断、手術を受けて[患者を生きる](2019/8/15) 手術効果や認知症の合併の評価…「治せる認知症」の課題[ニュース・フォーカス](2019/8/14) 耳鳴り、見えないつらさ 「生きる限り付き合う」と覚悟[患者を生きる](2019/8/14) 抗がん剤の脱毛抑える機器、保険適用なく 利用は自費で[ニュース・フォーカス](2019/8/13) 市民の診療データ、匿名化して筑波大に提供へ つくば市[ニュース・フォーカス](2019/8/15) 旧日本統治下のハン
ホットケーキやパウンドケーキを週に1個食べるだけで、幼児ではアルミニウムの取りすぎになってしまう場合があることが東京都健康安全研究センターの調べでわかった。アルミを含む膨らし粉(ベーキングパウダー)が原因らしい。神経系などに影響を与える可能性があり、摂取量を減らす対策が必要としている。 同センターの植松洋子食品添加物研究科長らは、市販されているホットケーキミックス粉6種、クッキー、ドーナツなどの焼き菓子57種など107の製品を検査。ミックス粉3種、焼き菓子27種からアルミを検出した。これらの製品は、膨張剤やベーキングパウダー使用と表示があった。 ミックス粉では1グラムあたり最大0.53ミリグラム、焼き菓子ではパウンドケーキやスコーンで最大0.37ミリグラムだった。この場合、ホットケーキ1枚(粉で約50グラム)にアルミ約27ミリグラム、パウンドケーキ一切れ(約50グラム)で同約19ミリグ
コーヒー浣腸(Coffee enemas)の歴史 現在,書店にならんでいる「健康」という雑誌の表紙に「コーヒー浣腸」という耳慣れない,そしてショッキングな文字を見出すことが出来ます。私はこのことを喫茶MLを通じて知りましたが,はじめて聞いたときには「またしょうもないことを考え出したやつがいるなぁ」程度にしか感じませんでした。 しかし先日,たまたまPubMedで文献を検索していたところ"coffee enema"の文字が目に留まり「これは?!」と思って調べてみたら,意外にも古くからアメリカ〜メキシコあたりで使われていたものであり,医学関係者にもよく読まれているような雑誌にも取り上げられたものであることが判りました(追々説明しますが,もちろんこのことがその有効性を証明するわけではありません) そこで擁護派と思われる「健康」とは独立に,コーヒー浣腸について私なりに調べてみたのが以下の文章です。批
口から摂取したものが胃液や粘液の作用で固まり、結石となって胃の中にとどまってしまう「胃石(いせき)症」。組成によって果物や野菜の繊維を主とする植物胃石、髪の毛が原因となる毛髪胃石などに分けられるが、子供の場合は毛髪胃石が多く、患者の大半は女児であることが、過去の国内での症例を分析した順天堂大などの研究で分かった。 毛髪胃石の背後には、精神的な問題が引き金となって自分の髪の毛を引き抜いてしまう「抜毛癖(ばつもうへき)」や、それを飲み下してしまう「食毛癖」が存在する。手術などで胃石を除去しても、心の問題が解決しなければ再発の恐れがある。児童精神科医などによる診察や継続的なサポートが重要だ。 ◆手術で摘出 「内視鏡で胃の中に髪の毛の塊が見えた。びっくりした」。東京都保健医療公社豊島病院の渡辺直樹小児科医長と順天堂大小児科の山田浩之医師は一昨年秋、当時ともに勤務していた同大練馬病院で、初めて毛髪胃
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策として導入された特定健康診査(メタボ健診)で、2008年度は14.5%がメタボに該当していた。予備群を含めると4人に1人の割合。厚生労働省が25日に公表した。 メタボ健診は生活習慣病の予防策として08年度から始まった。40〜74歳が対象で、健康保険組合など保険者が実施を義務づけられている。 初年度の対象者は計5191万9920人で、このうち受診したのは2千万人弱で、受診率38.3%。厚労省は12年度の受診率7割を目指しているが、大きく下回っている。健康保険組合が最も高く58%、市町村の国民健康保険は31%、協会けんぽは30%だった。 性別で見ると、メタボに該当した男性は20.6%で、女性の7.1%に比べて圧倒的に多い。メタボ予備群の人は受診者の12.4%だった。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準となる血圧などの検査値の多くは、日本人男性の場合、腹囲(腹部肥満の有無)に関係なく体重が増えれば悪化する傾向が強いことが、立川メディカルセンター(新潟県長岡市)の調査で分かった。3月には厚生労働省研究班の大規模調査で、女性の腹囲と循環器疾患発症の関連性が低いとの傾向も明らかになり、腹囲を必須とする現在の特定健診のあり方も問われそうだ。今月号の米糖尿病学会誌「ダイアベティス・ケア」に発表した。 調査は、同センターの人間ドックを08~09年に受診し、風邪などをひいていない男性1271人(平均年齢51.6歳)を対象にした。メタボ診断基準の血圧、血糖値、中性脂肪、HDL(善玉)コレステロールと、体重変化との関係を、国内でメタボの主因と位置づける腹部肥満がある群とない群でそれぞれ分析した。 その結果、血圧と血糖値は、腹部肥満の有無に関係なく、体重が
年間3万人を超える自殺を防ぐため、厚生労働省は28日「自殺・うつ病等対策」をまとめた。職場での健康診断で精神疾患も対象とし、企業に取り組みの強化を求める。精神保健医療の充実も含め、法制化を目指す。 国が職場の対策に踏み込むのは異例だ。具体的には、精神疾患がある労働者を把握するため、企業が実施する定期健康診断に項目を加える。一方、企業側が従業員の精神疾患を把握することによるプライバシー侵害や、人事への影響を懸念する声があり、労働者が不利益を受けない方策も検討課題だ。 31日には専門家や労使代表でつくる「職場におけるメンタルヘルス対策検討会」を立ち上げ、法制化を含めた方針づくりを進める。 精神科医や患者、家族ら90人が集まる民間組織「こころの健康政策構想会議」も28日、国を挙げてこころの問題に取り組むための政策提言書と「精神疾患対策基本法案」を長妻昭厚労相に提出した。同省はこれを受け、3
長妻昭厚生労働相は19日、企業が行う健康診断で、精神疾患に関する検査を義務づける方針を示した。労働安全衛生法の改正も検討する。増え続けるうつ病や自殺を防ぐ狙い。都内で記者団に述べた。 労働安全衛生法は、原則として1年に最低1回、従業員の定期健康診断を行うことを事業主に義務づけている。違反すれば50万円以下の罰金となる。労働者にも受診義務があるが、罰則はない。同法規則が定めている検査項目には、血圧や肝機能、血糖などはあるが、問診も含めメンタルヘルスに関する項目は明示されていない。 厚労省は1月に「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」を設置しており、近く中間報告がまとまる予定。中間報告には精神疾患に関する検査の必要性を指摘する内容が盛り込まれる方向だ。同省安全衛生部の担当者は「法改正が必要か、省令改正で間に合うかも含めて検討することになる」と説明している。 同省によると、2008年度の
政府は職場でのストレスなどを原因としたうつ病など精神疾患の広がりに対処するため、企業や事業所が実施する健康診断に精神疾患を早期に発見するための項目を盛り込む方針を固めた。 また、企業などのメンタルヘルス(精神衛生)対策を指導する国の専門職員の研修時間を2倍以上に増やすなど、精神疾患対策に本格的に取り組む。 対策は、厚生労働省の「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」が今月中にもまとめる提言に盛り込まれる予定で、政府は総合的な自殺防止対策の一環として2011年度からの実施を目指す。 企業の健康診断は、労働安全衛生法で実施が義務付けられており、身長や体重の測定、血糖検査、尿検査など実施すべき項目を労働安全衛生規則で定めている。政府は同規則などを改正して、精神疾患のチェックを項目として盛り込む考えだ。長妻厚生労働相は19日、都内の労働基準監督署などを視察後、「何週間も何日も眠れないなど、そういっ
◇日本での摂取量少なく 消費者に誤解も マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸が、心臓疾患などのリスク要因として注目されている。消費者庁が、その情報開示のガイドラインづくりに乗り出した。ただ、たんぱく質、炭水化物など基本的な栄養成分の表示さえ義務化されていない。その段階でなぜ、トランス脂肪酸だけが優先されるのか。「まずは栄養成分の表示を」という声が専門家らから出ている。【小島正美】 トランス脂肪酸は、マーガリンのほか、菓子パン、クッキー、ドーナツ、ケーキ類などに多く含まれる。サクサクした食感が出るメリットがある。ただ、欧米ではとり過ぎると悪玉コレステロールが増え、動脈硬化など心臓疾患のリスクが高くなるとの報告がある。03年、WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)の合同専門家会議が示した目安がある。「1日の総エネルギー摂取量に占めるトランス脂肪酸の比率を1%未満に」 * では、日
駆除用のくしを使った実験。くしの目が細かいため、薬では効果がない卵も駆除可能という(エフシージー総合研究所提供) 人の頭髪に寄生するアタマジラミが最近、再び増えている。特に小学校低学年以下の子供と家族は要注意で、専門家は「家庭はもちろん、保育園や学校の対応が大切」とアドバイス。成虫や幼虫には駆除剤のシャンプーが使われるほか、目の細かい専用のくしなら卵も含めて効果があることが、民間機関の実験で示された。(草下健夫) 誤解が流行に 「アタマジラミでの受診が非常に増えている。例えば保育園で流行(はや)り、兄弟に移って家族や小学校に広がったりしている。幼児は頭をくっつけて遊ぶので、集団発生につながっているようだ」。高野医科クリニック(東京都葛飾区)の畑三恵子院長(皮膚科)は現状をこう分析する。 流行を防ぐには、保育園や幼稚園、学校の対応が肝心だ。1人にシラミがいたら、早急に保護者に「感染者が出た
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