Amazon.co.jpは25日、Kindleストアオープンから1周年を迎え、日本におけるKindleストアの現状を発表した。Kindleストアにおける取扱冊数や、電子書籍化されやすい書籍についても明かした。本稿ではその内容をレポートしていく。 米国と英国の現状 発表会に登壇したKindleコンテンツ事業部事業部長・友田雄介氏は、まず各国における紙の本と電子書籍の売上比率を紹介した。それによると、米国では6年前にスタートしたKindleストアでの売上冊数が、19年前にスタートした紙の本の売上冊数をすでに追い抜いているという。紙の本の売上冊数も右肩上がりで順調に伸びているものの、Kindleストアの売上はそれ以上の伸びを見せている状況だ。電子書籍の売上冊数が紙の本に追いついたのは、ストアをオープンしてから4~5年後のことだった。 なお、米国では雑誌は定期購読モデルが主流であるため、上記の数字