米連邦通信委員会(FCC)の委員長を務めるAjit Pai氏は、Appleの最高経営責任者(CEO)に伝えたいメッセージがある。それは、「スイッチを切り替え」、「iPhone」に組み込まれているFMラジオを使えるようにせよ、というものだ。 この1カ月間に3つの大型ハリケーンによって大勢の人が通信手段を奪われたことを受け、Pai氏は米国時間9月28日、「ハリケーン『ハービー』『イルマ』『マリア』による惨状を考慮して、方針を見直す」ようAppleに促す声明を発表した。すべてのスマートフォンにすでに搭載されているFMラジオを利用すれば、被災中に「命を救う情報」にアクセスできるとPai氏は記している。 ハリケーン「マリア」の被害を受けたプエルトリコのサン・フアンで9月25日夜、携帯の電波が入る数少ない場所の1つでスマートフォンをチェックする女性 提供:Ricardo Arduengo / AFP