DebConfと言われて通常思い浮かぶのは、Debian開発者の集う年会のことであろう。もっともこの名前はDebianプロジェクトのお気に入りのようで、大文字の「C」を小文字に変えたものが、Debianパッケージに含まれる構成用ユーティリティの名前にも使われている。先のコンファレンスがDebianの交流活動における中核であるとすれば、このプログラムの位置づけは、Debianのテクニカル面における特長の1つであるパッケージ管理システムの中核をなすものだとも言えるだろう。Debconfの特長は、構成するレベルをユーザが指定した上で必要な設定を施せる点だ。 Debconfの用途についてはDebianのパッケージングポリシーでも触れられている。また.debパッケージの作成時におけるDebconfの使用法は、オリジナル開発者であるJoey Hess氏によってオンラインチュートリアルの形式で詳しく解説
