人事制度に定評のあるサイバーエージェント社。設立時は20名だった従業員数も、現在では約6000名と300倍に増加。平均年齢29歳と若手社員が多数を占める中、離職率は7~8%に落ち着いている。 同社人事本部長の曽山哲人氏は「40歳以下の世代は、バブルがはじけ、会社が潰れるニュースばかりを聞きながら育ちました。それによりサバイバル意識が高く、キャリアに対する焦りを持っている傾向が強い」と指摘。同社では、そんな若手社員のニーズに応えるため、研修ではなく、現場での「決断経験値」を増やす人事育成制度を進めている。 若手社員が主体的に動く人事システムとは、どのようなものなのか。東京・六本木で開催された、株式会社ワークスアプリケーションズ主催の『COMPANY Forum 2014』の壇上で、曽山氏は「個人を伸ばし、チームを活かす人事」について語った。 1.2年に1回、8人のうち2人が入れ替わる取締役