スペイン南東部ロルカ(Lorca)で、地震により損壊した建物(2011年5月11日撮影)。(c)AFP/Jorge Guerrero 【10月22日 AFP】スペイン南東部ロルカ(Lorca)で2011年5月11日に起きたマグニチュード(M)5.1の地震は、大規模な地下水のくみ上げが一因だったとする研究論文が、20日の英科学誌ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された。 ロルカの北東2キロ地点を震源とするこの地震では9人が死亡、100人以上が負傷し、数千人が家を失った。一帯はスペイン国内でも地震の多い地域で過去500年間に中~大規模な地震が多発しているが、前年5月の地震は規模がそれほど大きくないにもかかわらず被害が大きく、地震学者たちを驚かせた。 カナダのウエスタンオンタリオ大学(University of Western Ontario)のパブロ・ゴン