五穀豊穣や暴力性など、月は様々な迷信に結びつけられてきた。満月は人を惹きつける魅力があるし、また畏怖の念を抱かせる。人間の睡眠サイクルは月と関連性があるといわれており、これまでの研究で満月の日は良く眠れない人が多いという研究結果もある(関連記事)。 実際に満月の日、月にはある異常が起きている。月に設置してある反射板を用いた実験では長い間、満月の日にだけ、地球から発したレーザーパルスの信号が弱くなるという現象が報告されている。近年、天文学者らがい言うところの「満月の呪い」と呼ばれるこの現象の謎が解明された。 米カリフォルニア大学サンディエゴ校の天文学者トム・マーフィーのグループが、一般相対性理論の厳しいテストを実施するために月の動きに関するデータを収集していた。月に地球からレーザーパルスを送信し、往復の時間を計るというものだ。 この画像を大きなサイズで見る 観測は、ニューメキシコ州のアパッチ