作家・北杜夫は、幼少期から昆虫採集に熱中し、その著作にも多くの昆虫が登場しています。中でも「どくとるマンボウ昆虫記」は、チョウ・トンボ・バッタからノミ・シラミに至るまで185種類の昆虫が、正しい和名で登場します。 昆虫に対する深い洞察と愛情、独自の自然観をユーモアたっぷりに著した文章は、子どもから大人まで広く親しまれています。 本展では、「どくとるマンボウ昆虫記」を中心に、作品に登場する昆虫の実物標本を、その作品の文章とともに紹介します。また、小林準治氏の描いた『【コミック版】どくとるマンボウ昆虫記』の原画や、北杜夫の似顔絵なども展示します。 北杜夫が使用していた昆虫採集道具の殺虫管や毒壺、捕虫網、北杜夫自身が採集した昆虫標本、愛読した昆虫図鑑など……。 さまざまな資料から、多彩な北文学の魅力を紹介します。 会 期 2014年4月25日(金曜日)~7月13日(日曜日)開館時間 午前9時30
松本市の旧制高等学校記念館(県3)、山と自然博物館(蟻ケ崎)、窪田空穂記念館(和田)は、連携企画展「北杜夫と松本」を各館で開いている。旧制松本高校で学んだ作家で精神科医の北杜夫さん(1927~2011年)の著作や昆虫標本、短歌などを生い立ちとともに紹介している。 旧制高等学校記念館は「北杜夫の文学と松本高校青春記」をテーマに、都内の世田谷文学館所蔵資料など約200点を展示。初の著書「幽霊」や、船医として乗り込んだマグロ調査船での経験をつづった「どくとるマンボウ航海記」、芥川賞受賞作「夜と霧の隅で」について、創作ノートや構想を練った原稿、本を並べた。 同校の先輩で作家の辻邦生さんからの書簡や、北さんの代表作「楡家(にれけ)の人びと」のために三島由紀夫が「これこそ小説なのだ!」と書いた推薦文(複製)、スランプになると読み返したという三島からのはがきも。自宅を日本から独立させようと、1981年に
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●〔江戸の文華――戯作と浮世絵――〕 展 時=2010年10月13日(水)〜24日(日) 【入場無料】 所=アートガーデンかわさき(川崎駅前タワー・リバーク3階) 主催=専修大学図書館、川崎・砂子の里資料館 後援=川崎市、川崎市教育委員会、川崎市文化財団、川崎市商工会議所、読売新聞川崎支局 協賛=紀伊国屋書店、丸善、専修大学校友会、専修大学育友会 協力=専修大学文学部板坂ゼミナール ●展示作品 ■戯作・・・『椿説弓張月』『昔話稲妻表紙』『早替胸機関』『偐紫田舎源氏』『白縫譚』『大師河原撫子話』 など、故向井信夫氏旧蔵の専修大学図書館所蔵のコレクションから代表作を展示。 ■浮世絵・・・川崎・砂子の里資料館所蔵の名品、葛飾北斎『冨嶽三十六景 凱風快晴』・喜多川歌麿『山姥と金太郎 髪すき』・歌川国貞『本朝高名鑑 文覚上人』などを展示。 ●プレゼント 来場者には、展示カタログ・浮世絵を題材とし
「中里介山『大菩薩峠』の世界」(山梨県立文学館、2003年) 挿絵:井川洗崖、「大菩薩峠」第1回(都新聞、1913、大正2年) 嬉しい事に、新聞連載の第1回が記載されていた。この挿絵の版木も記載されているのがすごい。あるところにはあるもんですね。第1回目の文章ではまだ、机竜之介は登場していないが、挿絵には机竜之介とおぼしき人物が描かれている。恐らく、第2回の人物描写のシーンが井川洗崖にも知らされていたのだろう。文庫本から第2回目の部分を引用してみよう。 第2回目にやっと机龍之介とおぼしき人物画登場する。「……黒の着流しで、定紋は放れ駒、博多の帯を締めて朱微塵、海老鞘の刀脇差をさし、羽織はつけず、脚半草鞋もつけず、この険しい道を、素足に下駄穿でサッサッと登りつめて、今頂上の見晴らしのよいところへ来て、深い編笠をかたげて、甲州路の方を見廻した。」(『大菩薩峠』角川文庫)というのが、初登場するシ
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