【6月12日 Xinhua News】中国寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)の中南部に位置する西海固地区の山奥では、かつてむき出しだった黄土が今では一面の緑に覆われている。同地区は以前、貧困と脆弱(ぜいじゃく)な自然環境が二重の足かせとなっていたため、1980年代から「生態移民」(生態系保全・復旧のための他地域への移住)政策を実施。住民35万人以上が次々と山を離れ、新しい生活をスタートさせた。 生態移民や放牧の禁止、耕地の再森林化など諸政策を長年にわたって実施した結果、同自治区の森林率は1958年の自治区設立時の1・5%から、昨年の15・8%まで上昇。森林面積は1230万ムー(82万ヘクタール)を超えている。(c)Xinhua News/AFPBB News