日本国内で、中国人による中国人向けの書店や出版社が次々と開業している。「潤(ルン)」と呼ばれる中国富裕層らの流入や、日本に根付いた中国人社会の成熟ぶりを象徴する現象だ。日本での商機を見いだした人、自…
中国の富裕層の多くは、家族の資産を移す理想的な場所はシンガポールかもしれないと考えている。大学院生のザイン・ジャンさんもその1人だ。写真はシンガポールで2020年12月撮影(2023年 ロイター/Edgar Su) [シンガポール 31日 ロイター] - 中国の富裕層の多くは、家族の資産を移す理想的な場所はシンガポールかもしれないと考えている。大学院生のザイン・ジャンさんもその1人だ。 アジアの金融ハブであるシンガポールの大学で学んでいれば永住権の取得につながるのではないか、とジャンさんは期待している。26歳の彼は勉学に忙しいが、彼の妻は500万─700万シンガポールドル(約4億9600万─6億9400万円)もするペントハウスを物色している。 「シンガポールは素晴らしい。安定しているし、投資機会もたくさんある」。昨年この地で開かれたビジネスと慈善活動に関するフォーラムに参加したジャンさんは
かつての「世界の工場」も見る影がなくなる勢いで、日本を含めた海外企業の中国離れが加速中だが、なんと当の中国人がその「脱・中国」に手を貸している実態がみえてきた。 「大手はともかく、現地で工場を持っている中小企業に対して、カンボジアやベトナムへの移転を仲介する中国人ブローカーが続出しています」 こう明かすのは現在まで12年間、中国に滞在している日本人商社マンだ。 「脱中国プランが持ち上がった企業に、移転先の仲介をしているんです。新たな移転先の用地だけでなく、現地で雇用する労働者の確保なども手配するので、日本企業に受けがいいのです。仲介者を務める中国人は、自身が脱中国を目指している場合がほとんどです。 いま中国の成功者にとって、カナダやオーストラリアに移住するのが理想モデルとなっていますが、国による個人資産への監視が厳しいので、地下銀行を通じた海外送金も当たり前。仲介に手を染める人々は、各国の
商業ビルと居住ビルが立ち並ぶ香港の街並み(2014年8月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/DALE DE LA REY 【9月16日 AFP】英銀行大手バークレイズ(Barclays)の富裕層向け資産運用部門バークレイズ・ウェルス(Barclays Wealth and Investment Management)が15日に発表した調査結果で、中国本土の超富裕層の半数が将来、本土からの移住を考えていることが明らかになった。 バークレイズ・ウェルスが中国の富裕層の顧客2000人を対象に行った調査によると、約半数の47%が5年以内に本土外への移住を考えていると回答。調査では、「充実した教育や雇用機会など、子どもをめぐる理由が中国の富裕層を引き付ける主な要因」と分析された。 移住先の候補として最も多く挙がったのが、半自治権を有している特別行政区の香港(Hong Kong)の30%。次いでカナ
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