熱から電気をつくる「TPV発電(熱光起電力発電)」という技術が注目されている。米国の研究チームは今春、TPV発電で効率約40%を達成したと科学誌ネイチャーに発表した。再生可能エネルギーを「熱電池」の…

熱から電気をつくる「TPV発電(熱光起電力発電)」という技術が注目されている。米国の研究チームは今春、TPV発電で効率約40%を達成したと科学誌ネイチャーに発表した。再生可能エネルギーを「熱電池」の…
マサチューセッツ工科大学(MIT)と国立再生可能エネルギー研究所(NREL)の研究チームは、蒸気タービンに匹敵する効率を発揮しつつ、可動部品がなくメンテナンスが容易な、新しい熱エンジンを開発した。高温の熱源からの輻射を利用して発電できるため、将来、パワーグリッドの脱炭素化が期待できる。研究結果は2022年4月13日、『Nature』に公開されている。 世界の90%以上の電力は、石炭、天然ガス、原子力、集光型太陽エネルギーといった熱源から生まれているが、ここ100年間、熱エネルギーの変換には、蒸気タービンを使うのが主流だ。蒸気タービンの変換効率は平均で約35%で、最高60%を示すものもある。しかし、タービンには可動部品が多く使用されており、高温での使用には限界がある。 そのため、高温環境下でも効率的に動作する、可動部品のない熱エンジンの検討が進められている。「可動部品のないエネルギー変換器の
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