完全養殖によるクロマグロの商業生産がほぼ消滅する見通しだ。マルハニチロが2025年度の生産量を前年度比8割減らすほか、ニッスイや極洋など大手水産会社が撤退した。02年に近畿大学が世界で初めて完全養殖に成功。希少なマグロを安定供給できる夢の技術として、投資が活発化したが、天然の資源回復や餌高騰で採算が悪化した。「今、完全養殖のマグロの稚魚はあまり注文がないんです」。世界初のマグロ完全養殖を成功さ

東京海洋大学の吉崎悟朗教授らは、クロマグロの精子を作るサバ科の小型魚を開発した。通常、クロマグロが精子を作るには生後4年程度かかるが、開発した魚では誕生から8カ月で精子を生み出した。別種の魚がマグロの精子を作り出した例は初とされ、迅速な品種改良技術や安価な養殖手法への応用が期待される。成果をまとめた論文は英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に掲載された。研究チームはサバ科の小型魚「スマ
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高級食材として人気が高いクロマグロの漁業資源の管理が課題となるなか、日本の水産商社がクロアチアで大西洋クロマグロの養殖を手がける大手企業を買収し、日本への安定供給を目指すことになりました。 まぐろの中でも最高級とされるクロマグロは、日本での消費量のうち、およそ6割が太平洋産ですが、太平洋クロマグロは資源が大きく減少していて、ことしから漁業規制が強化されています。その一方で、日本での消費量の4割を占める大西洋クロマグロは漁業資源が回復しているとして、ことしから漁獲枠が大幅に拡大されることになっています。 こうしたことから、「ジェイトレーディング」では、今回の買収を通じて大西洋クロマグロの輸出を拡大し、日本への安定供給を目指すとともに需要が拡大しているアメリカやアジアへの販売も拡大したい考えです。ジェイトレーディングの神戸治郎社長は「品質がよいことで知られるクロアチアのアドリア海の大西洋クロマ
インドネシア・スラウェシ島にある北スラウェシ州の港町ビツンで、キハダマグロを市場に卸す業者(2011年2月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/ROMEO GACAD 【2月3日 AFP】ハワイでは「アヒ」の名で流通していることが多いキハダマグロの水銀含有量が、毎年4%近い上昇率で増えているとの研究論文が2日、米環境毒性化学会(Society of Environmental Toxicology and Chemistry、SETAC)の学会誌に掲載された。 有害な水銀の河川や海洋への流出源としては、石炭火力発電所や金鉱採掘が指摘されている。研究を行った米ミシガン大学(University of Michigan)研究員のポール・ドレブニク(Paul Drevnick)氏によれば、今回の研究は開放水域における水銀濃度の上昇を初めて示したものだ。 研究チームは、ハワイ沖に生息するキハダマグ
独立行政法人水産総合研究センター(FRA)は、陸上水槽でのクロマグロ親魚からの計画的かつ安定的採卵を目指すため、長崎県にある西海区水産研究所に完成したまぐろ飼育研究施設において、平成25 年6 月から飼育環境条件(水温及び日長)の制御による太平洋クロマグロの養成親魚からの安定採卵技術の開発に着手しました。その結果、平成26 年5 月16 日、採卵を目的とした大型陸上水槽としては世界で初めてクロマグロが産卵するとともに受精卵の確保に成功しました。 従来、人工的に養成したクロマグロ親魚からの採卵は、FRA を含む日本の数箇所において海面生簀で行われていますが、水温などの自然環境条件が海域や年により変動するため、親魚の成熟状況や採卵成績は非常に不安定です。そのため、環境条件を制御可能な本施設(水産庁施設整備補助金で整備)を用いて、農林水産技術会議委託プロジェクト研究で環境条件の制御による養成親魚
高級食材として知られる天然のクロマグロが減少するなか、クロマグロの稚魚を安定的に供給しようと、産卵技術の開発に取り組んでいる長崎市の研究施設で、陸上の研究施設としては世界で初めて、クロマグロの産卵に成功しました。 クロマグロの産卵に成功したのは、独立行政法人、水産総合研究センターの長崎市にある施設です。 クロマグロに卵を産ませるために設けられた陸上の水槽で、今月16日、初めて産卵が確認され、翌朝までにおよそ9600粒の受精卵が採取されました。 これまで海上の研究施設やクロマグロを飼育する水族館で産卵が確認されたことはありましたが、陸上の研究施設としては世界で初めてです。 この研究施設は天然のクロマグロが減少するなか、クロマグロの稚魚を安定的に供給するのに必要な産卵技術を開発しようと、国が予算を投じて去年、完成しました。クロマグロの産卵は自然環境に大きく左右され、卵の安定的な確保が難しいため
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