スウェーデン・アカデミーは5日、2017年のノーベル文学賞を作家のカズオ・イシグロさんに授与すると発表した。イシグロさんには賞金900万スウェーデンクローナ(約1億2400万円)が贈られる。

ノーベル文学賞を受賞したシンガー・ソングライターのボブ・ディランさんは、授賞式と晩さん会を欠席し、スウェーデンに駐在するアメリカ大使がディランさんのメッセージを代読しました。 私は幼いときから読書に親しみ、パール・バックやアルベール・カミュ、アーネスト・ヘミングウェイなど、文学の巨匠たちにいつも大きな感銘を受けてきました。こうした巨匠たちに私の名前が連なるなんて、本当に言葉もありません。彼ら自身が受賞に値すると思っていたのかどうかは私にはわかりませんが、本や詩、演劇を書く人たちはみな、心のうちに秘められた夢を抱いているはずです。 もし、誰かが私に文学賞を受賞する可能性があると伝えたとしても、受賞の確率は、私が月面に立つのと同じくらいありえないことだと思ったことでしょう。受賞という驚きのニュースを知り、それを受け止めるのにしばらく時間が必要でした。 そのあと、頭に浮かんだのは、ウィリアム・シ
スウェーデン・アカデミーは16日、今年のノーベル文学賞の受賞が決まった米国のミュージシャン、ボブ・ディランさん(75)が、12月10日にストックホルムで開かれる授賞式を欠席すると発表した。15日に「先約がある」とディランさん本人からの手紙を受け取ったという。 同アカデミーによると、ディランさんは改めて受賞を光栄に感じていると強調したという。アカデミーは、授賞式を欠席しても「賞は引き続きディランのもの」としつつ、遅くとも12月10日から数えて6カ月以内に業績にまつわる講演をすることを受賞の条件として挙げ、「我々はディランの講演を楽しみにしている」と表明した。 受賞者の欠席は過去にもあり、2007年に歴代最高齢の88歳で受賞した故ドリス・レッシングさん(英国)、05年の故ハロルド・ピンターさん(同)、04年のエルフリーデ・イェリネクさん(オーストリア)も健康上の理由などで欠席した。(ロンドン=
仏西部カレープルゲで開催された音楽フェスティバルに出演したボブ・ディラン氏(2012年7月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/FRED TANNEAU 【10月29日 AFP】米シンガー・ソングライターのボブ・ディラン(Bob Dylan)氏(75)が、28日に英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)が掲載したインタビューの中で、今年のノーベル文学賞(Nobel Prize in Literature)受賞者に選ばれたことに初めて言及し、「素晴らしい」ことだと喜びを語った。 ディラン氏は同賞受賞について「信じられない」「素晴らしいことだ。こんなことを夢見る人がいるか?」と語り、12月10日にストックホルム(Stockholm)で行われる授賞式への出席の意向を問われると「もちろん、できることなら」と答えた。 ディラン氏は今月13日に音楽家としては初となるノーベル文学賞の受
ついに批判されたボブ・ディラン - Gus Stewart / Redferns via Getty Images ノーベル文学賞を受賞したものの沈黙を続けるミュージシャンのボブ・ディランを、ノーベル賞選考メンバーの一人が「無作法で傲慢」だとスウェーデンの公共放送SVTの番組で批判したという。 【写真】ボブ・ディランの主演作『ボブ・ディランの頭のなか』 スウェーデン・アカデミーは13日にディランの文学賞受賞を発表したが、本人とは一向に連絡が取れず、ディランも何もコメントを発表していない。The Guardian などによると、スウェーデン・アカデミーの一員であるスウェーデン人作家ペール・ウェストベリは番組でディランを批判し、12月10日にストックホルムで開催される授賞式に来るのか来ないのかもわからない状況を「前例のないことだ」と語ったとのこと。 先日には、ディランのホームページからノーベル
ディランさんへの連絡断念=ノーベル賞授賞式出席に期待-スウェーデン・アカデミー 【ストックホルムAFP=時事】ノーベル文学賞の選考に当たったスウェーデン・アカデミーのサラ・ダニウス事務局長は17日、今年の文学賞受賞が決まった米シンガー・ソングライターのボブ・ディランさん(75)への直接の連絡を断念したことを明らかにした。 ダニウス事務局長は地元ラジオで「(ディランさんと)最も近い人に電話もメールもして、とても好意的な返答をもらった。それで十分。今は何もしていない」と説明。12月10日の授賞式については「彼が来たくなければ来ないだろうが、それでも栄誉は彼のもの。私は彼が出席してくれると思う」と期待を示した。 ディランさんは13日の授賞発表後、賞について一切言及していない。(2016/10/17-23:30) 【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】
ことしのノーベル文学賞に決まったアメリカのシンガーソングライター、ボブ・ディランさんの熱烈なファンが集まるイベントが、東京都内で開かれ、盛大に祝いました。 このあと、音楽評論家の萩原健太さんと20年以上ディランさんの曲を歌っている「東京ボブ・ディラン」さんが、トークショーを行いました。この中では、ディランさんの曲は、ロックやフォークなどその時代に流行した曲に影響を受けつつ、歌詞にこだわって制作していることや日本が好きで、毎年でもライブを行いたいと話していることなどを紹介していました。最後に東京ボブ・ディランさんが、「ライク・ア・ローリング・ストーン」など、5曲を演奏しました。 40年以上ファンだという63歳の男性は、「歌詞にある博愛の精神に、とても影響を受けました。ディランの歌詞は、詩そのものなので、受賞の決定は、当然だと思います」と話していました。
ボブ・ディランへのノーベル文学賞授賞が発表された13日、スウェーデン紙ダーゲンス・ニュヘテルの公式ツイッターに英文のメッセージが載った。 発表から4時間がたった同日午後5時(日本時間14日午前0時)時点で、スウェーデン・アカデミーはツアー中のディランと連絡が取れていないという。同紙(電子版)によると、スウェーデン・アカデミーは発表から約2時間半後にツアーマネジャーの連絡先を入手したが「寝ている」(サラ・ダニウス事務局長)として直接は話せなかったという。 昨年は受賞者スベトラーナ・アレクシエービッチさんに発表前に電話で授賞を伝えていた。(ストックホルム=渡辺志帆)
【AFP=時事】今年のノーベル文学賞(Nobel Prize in Literature)に米歌手のボブ・ディラン(Bob Dylan)氏(75)が選ばれたことを受け、文壇には「衝撃が走った」と言っても、まだ控えめな表現になるだろう。 【写真7枚】ボブ・ディラン氏の軌跡を振り返る 今年の候補としては、シリアの詩人アドニス(Adonis)氏やケニアの小説家・批評家のグギ・ワ・ジオンゴ(Ngugi Wa Thiong'o)氏が有力視されていた。ディラン氏の受賞は、戦慄(せんりつ)や当惑、歓喜といったさまざまな反応で迎えられた。 フランスの小説家、ピエール・アスリーヌ(Pierre Assouline)氏はAFPに対し、「ディラン氏の名はここ数年頻繁に取り沙汰されてはいたが、私たちは冗談だと思っていた」と語り、選考委員会に対する憤りをあらわにした。
そのシカケを施した南部陽一郎博士がノーベル賞候補に挙げられるようになったのは1960年頃からだった。私は幼少時代から音楽の教育を受けてきたが、ティーンエイジャーになってからは、大学で学ぶ専門は物理学にしようと考えるようになった。その頃既に、南部博士は歴史上の人物になっていた。 雲の上の人としてずっと畏敬してきたが、実際に私が東京大学で物理学を学ぶようになってセミナーでお会いした時、南部先生は才気煥発なだけでなく大変気さくな方だと初めて知った。 それから20年ほど経って87歳の南部博士に、小林・益川両博士とともにノーべル賞が授与された。 受賞発表の直後、ストックホルムからの電話インタビューでは授賞式に出席するような口ぶりだった南部教授が、夫人の健康状態を理由に式への欠席を表明したのは報道を通じて知っていた。 だが、インターネットで受賞記念講演のビデオを見て、そこに仕かけられた企みに気がつき、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く