電通総研に立ち上がった「アクティブラーニング こんなのどうだろう研究所」。アクティブラーニングについてさまざまな角度から提案を行っていく予定です。このコラムでは、ラーニングのアクティブ化に活用できそうなメソッド、考え方、人物などを紹介していきます。 イギリスの学校に転校してビックリしたことがある。ロシアではみんなペンを使っていたのに、ここではみんな鉛筆を使って文字を書いているではないか。えっ、だってあの美術の時間に絵を描くための鉛筆ですよ。算数の図形ならまだしも、文章を書いてたんですよ、文章。とても不思議でたまらなかった。 当たり前のようにペンを持ってきた私も、すぐに先生から鉛筆を使うように言われた。が、しばらく鉛筆で書くことに抵抗とためらいがあった。下書きならともかく本番を鉛筆で書くなんて納得がいかない。自分の意見を書いた感じがしないし、それはまるで意見が定まっていない文章のように感じて