最近、企業倫理があちこちで話題になっている。日本では当たり前の商習慣も、国際基準に照らすとおかしいということが沢山あるようだ。特に中小企業の場合は、企業倫理などは、つい二の次、三の次になってしまいがちだから、注意した方がよいだろう。 先日、外資系企業の重役をされた方の話を伺っていて、外資系企業の倫理の厳しさというのを実感した。 外資系○○社の倫理規定の話である。入社するとすぐに、役員だろうが普通の社員だろうが、「○○社の倫理規定に従います。反した場合には解雇されても異議を唱えません」という誓約書にサインする。日本の会社でも誓約書にサインするということはあるが、○○社は2年に1度これをやる。 よその会社の秘密を聞いてはいけない 倫理規定の内容が大変だ。例えば「私は会社の秘密を外部に洩らしません」という項目がある。日本と違うのは、「よその会社の秘密を聞きません」という項目があること。 独占禁止