高校バレーボールを題材にした人気漫画「ハイキュー!!」の“聖地”として国内外から多くのファンが訪れている軽米町が、「表立って作品のタイトルを使った催しや情報発信を行うのは、著作権侵害の恐れがある」と、出版社や映画配給会社から指摘を受けていたことが4日、分かった。ブームを地域おこしに生かそうとしてきた町は、直接的なPRが難しくなる中、交流人口拡大に向けた手だてを模索する。 同日の町議会定例会の一般質問で、聖地巡礼の対応について中村正志議員が質問したのに対し、山本賢一町長らが明らかにした。 漫画の舞台は宮城県だが、主人公が通う高校をはじめ登場するさまざまな場所が町内の景色と似ていることで評判を呼び、海外からも多くのファンが足を運ぶ。 町によると、アニメ配信に加え、今年は新作映画の大ヒットで来町者が増加。2月中旬にかるまい文化交流センター(宇漢米(うかめ)館)に開設した撮影スポットは好評で、8月