「小泉構造改革」は「悪」だったのか――郵政民営化や派遣問題を巡り、今では「構造改革」を否定する政策・論調が政界などで主流となっている。そんな中「耳当たりの良い『弱者救済論』より、痛みを伴う改革をもう1度真剣に考えないと日本は破滅へ向かう」と警鐘を鳴らす日本総研情報サービス代表取締役専務の辛坊正記さんに聞いた。 小泉改革で実は「経済良くなった」 ――近著「日本経済の真実」(弟の読売テレビ解説委員長、辛坊治郎さんとの共著)で、郵政民営化に代表される小泉純一郎首相(在任2001~06年)の改革路線の評価について、よく耳にする「小泉改革が若者から職を奪った」などの議論を厳しく批判しています。 辛坊 そうした議論は大ウソだと思っています。最初に断っておきますが、決して小泉・竹中(平蔵・元総務相)改革路線を全肯定する訳ではありません。しかし、小泉政権時代の数字をみると、財政収支の改善を図りながら株価や
田原総一朗氏がツイッターで、小泉・竹中路線を3つのツイート(つぶやき)で簡潔に要約している。 <竹中さんは規制緩和を主張した。日本は規制が強いのでもっと自由化すべきと主張したのです。小泉内閣の後半は景気が良くなりました。そこで企業は従業員を増やしたのですが、正社員は解雇出来ないので、派遣労働者など非正規社員を増やしたのです>(7:40 AM Mar 29th) <ところがその後アメリカの金融パニック等起き日本も景気が超悪化した。その為に企業は派遣労働者や非正規社員を大量にリストラした>(7:51 AM Mar 29th) <そこで格差の広がりが大問題となった。小泉さんと竹中さんはセーフティネットをやろうと思っていたが出来ないで終わってしまった。その為批判の的となったのです>(7:52 AM Mar 29th) (以上の3ツイートはいずれも、freetibet1111さんへの返答のかたちで書
池田先生の「郵政国営化の示唆する次の危機」を読み、今の日本が向っている方向の「真の恐ろしさ」に、慄然とするものを感じました。 世界に類を見ない一大借金国家を作ってきた前政権の後を引き継いだ民主党は、経済成長戦略を持たないままに、つまり、税収を上げる見込みのないままに、一大福祉国家を実現することを国民に約束してしまいました。そして、その当然の結果として、更に大幅な国債の積増しが必須となっているわけですが、それを当面スムーズに行う為の唯一の現実路線が、小沢―亀井ラインの推進する「国有化された郵貯を通しての、地方のお年寄りの個人貯蓄の国債への付替」であるとすれば、それはそれで「成程」と思わざるを得ません。 「みんなの党」の山内さんは、「またがっかり、郵政人事」と題するBLOGOS掲載のブログで、今回日本郵政の副社長に就任した財務省出身の坂氏が、渡辺行革担当大臣の路線に対する最強の抵抗勢力だったこ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091026-00000178-jij-pol 「まるでヒトラー・ユーゲント」=谷垣氏、議場での民主声援やゆ 10月26日20時53分配信 時事通信 「ヒトラー・ユーゲントがヒトラーの演説に賛成しているような印象を受けた」。自民党の谷垣禎一総裁は26日、鳩山由紀夫首相の所信表明演説について記者団から感想を求められた際、民主党議員が衆院本会議場で演説に合わせ声援を送る様子を、ナチス党の青少年組織ヒトラー・ユーゲントになぞらえて皮肉った。 同日の首相演説では、民主党新人議員が拍手とともに整然と「そうだ!」と声援を送った。演説前に議場で先輩議員から「盛り上げて」と求められたためだが、自民党からは「ちょっと異様」「北朝鮮みたい」との声が出た。 もっとも昨年8月には、麻生太郎自民党幹事長(当時)がナチス台頭を引き合いに民主党に審
前回の衆院選(郵政選挙、平成17年)で自民党を大勝利に導いた小泉純一郎元首相は18日、チルドレンらの応援に奔走。引退後も変わらない人気の健在ぶりをうかがわせたが、自らの構造改革の成否には触れなかった。 小泉氏は京都市右京区を訪れ、京都4区から出馬した自民党前職を応援演説。ストライプのワイシャツにジャケット姿のラフないでたちで登壇し、「みなさん、小泉純一郎です」と声を上げるとたちまち拍手と声援を浴び、郵政選挙を彷彿(ほうふつ)させた。 車道にあふれるほどの人が集まる中、「私はもう総理を辞めたんです。過去の人なんです。なのに何ですか、この大勢の人は」と満面の笑み。携帯カメラを構える人に視線を合わせるサービスもみせた。 さらに「この選挙は自民党には厳しいが、政権交代の嵐に飲み込まれて野党になっても(この候補は)必要だ」とアピール。応援候補について「わずか当選1回なのに、永田町ではみなさんが考えて
4年前の“熱狂”遠く…小泉元首相全国行脚に厳しい視線 衆院選に向けて自民党の小泉純一郎元首相が、2005年の郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」らを応援するため全国を飛び回っている。ただ4年前の“熱狂”には遠く、会場は時折盛り上がりを見せる程度。衆院選では小泉構造改革の評価も争点となっており、聴衆からは「改革で生活が不便になった」との冷ややかな声も漏れる。 「郵政民営化反対の勢力に行財政改革なんてできるわけがない」。小泉氏は各地の講演で、郵政民営化の正当性を強調している。「かんぽの宿」売却問題も「枝葉の問題で本質ではない」と指摘。「かんぽの宿なんてつくる必要はなかった。国がやる必要のない事業をやったことが一番の問題だ」と訴える。 6日の神奈川県藤沢市の集会で耳を傾けていた年金生活の男性(73)=藤沢市=は「あの時期、あの改革は必要だったと思う」と理解を示した。 ただ、好意的
民主党の絶賛改訂中マニフェストβの行政改革のところを読んでいて、「これは、ようするに小泉改革じゃないのか」となんとなく疑問だった。世間一般というか、マスコミとかで吹かれている話だと、「小泉改革が諸悪の根源で、それを民主党が是正するのだ」みたいことになっているが、私は「違うんじゃないのか、小泉改革をダメにしたのが自民党自体なのではないか」と思っていた。 小泉改革を否定してしまった自民党と民主党が対決しても、潜在的な部分で対決になっていないどころか、潜在的な同型になってしまうのではないか。その同型の経済政策の面についてはすでに「極東ブログ:民主党マニフェストの財源論は清和政策研究会提言に似ているのではないか」(参照)で書いたとおりだが、行政改革についても、その同型性に触れておきたい。 この話、自分だけが奇妙な印象を持っているのかと思っていたが、3日のNHK時論公論「'09衆院選 官僚をどう使う
自民党の小泉純一郎元首相は6日夜、神奈川県藤沢市で開かれた衆院選候補予定者の集会で講演し「たまには(自民党が)野党の立場になることも、そんなに悪いことではない」と小泉流で激励した。小泉氏自身は引退するものの、平成17年の郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」を中心に応援に入る予定で、この日が応援の本格的なスタートとなる。 小泉氏は衆院選情勢に関して「これまでにも逆風選挙があったが、これほど自民党にとって厳しい選挙は結党以来ない」と指摘。「過去50年間、ほぼ自民党が政権を担当したが、民主主義社会では異例中の異例なことだ。公正な選挙が行われる限り、政権交代があって当然だ」と述べた。 ただ、民主党については「私が首相だった当時、『改革が遅い、生ぬるい、中途半端だ』と言っていたが、今は『行き過ぎだ、拙速だ』と言っている」と批判した。
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