県営広島西飛行場(右)=広島市西区、朝日新聞社ヘリから、森井英二郎撮影広島西飛行場と広島空港の位置関係 広島県が管理、運営する広島西飛行場(広島市西区)が廃港となる見通しとなった。県議会は8日、約120億円の累積赤字などを踏まえて飛行場を廃止する条例案を可決。広島市は市営への移行を目指していたが、同日の市議会予算特別委員会で市営化条例案を否決され、存続の道が絶たれた。 国土交通省によると、空港の完全廃止は全国2例目。需要が伸び悩む他の地方空港にも影響を与えそうだ。 広島西飛行場を巡っては、県が広島空港(広島県三原市)への集約化などを理由にヘリポートへの転換を構想。一方、広島市は都市機能の向上を目的に存続を望んでいた。秋葉忠利・広島市長は昨年末に市営化の方針を県に伝えたが、採算面で必須の東京便就航は不透明で、市議会では反対論が噴出。9日の市議会本会議で否決されれば、県が国土交通省に廃港
大手格安航空会社(LCC)である豪州のジェットスター航空グループと中国の春秋航空が、日本の国内線への参入を計画していることが7日、明らかになった。 実現すれば海外航空会社が国内線の運航に関与する初のケースとなり、日本航空や全日本空輸の経営戦略にも影響を与えそうだ。 日本で航空運送事業を手がける場合、海外の事業者の出資比率は3分の1未満に抑える外資規制がある。このため両社は、日本企業などから出資を受けて日本法人を設立する方向で検討しており、今後、広く出資を募るとみられる。 関係者によると、両社はすでに国土交通省に事業開始に向けた計画を打診している。国交省も条件を満たせば参入を認める見通しだ。ジェットスターは成田―豪ケアンズ線を最安値「片道2万5000円」、春秋は茨城―上海線の定期チャーター便を「片道4000円」で運航するなど低価格を武器にしている。両社は圧倒的な低運賃で国内路線に参入すれば、
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海保のYS11が退役式=自衛隊以外で姿消す 海保のYS11が退役式=自衛隊以外で姿消す 国産プロペラ機YS11で自衛隊所属以外の最後の1機だった海上保安庁の「ブルーイレブン」が、日本の海を見守った約42年間の役目を終えることになり、13日、第3管区海上保安本部羽田航空基地(東京都大田区)で退役式が行われた。 ブルーイレブンは1969年、同基地に配属。機体から張り出した海難捜索用の半球形の窓や、火山噴火予知調査に使う装置が入った「尻尾」が特徴だ。83年の大韓航空機爆破事件の関係者輸送、2001年の北朝鮮工作船事件での捜索などで活躍し、総飛行時間は2万3000時間に達した。 退役式では、約100人の職員らが敬礼する中、機体のブルーイレブンの文字が白ペンキで消された。同基地の大本和隆主任飛行士(57)は「人間味があり、体の一部になった感じがする機体。部品が補給できればまだ働けるので残念だ」と
日韓両政府は22日、航空会社が路線や便数を自由に決められるオープンスカイ(航空自由化)協定に合意した。成田空港を2013年春から自由化の対象に加え、韓国の格安航空会社(LCC)の就航を促す。両国の首都圏の往来が一段と活発になり、会社間の競争も激しくなる。 日韓では07年、発着枠に余裕がない日本の首都圏空港を除いて自由化していた。成田空港の発着枠が13年に現在の年22万回から段階的に27万回に増えるのをにらみ、成田を加えた本格的な協定を結ぶ。羽田空港は10月末に国際化したが、枠に余裕がなく、今回の合意には含まれなかった。 自由化に伴い、韓国で成長しているLCCの首都圏乗り入れの門戸が開かれる。すでに自由化された日本の地方路線には相次ぎ就航。チェジュ航空が関西空港や北九州に就航し、利用客を増やしているほか、エアプサンも釜山から関空や福岡を結んでいる。 韓国のLCCにとって需要の多い東京路
広島市は、県営広島西飛行場(同市西区)を市営で存続させる方針を決めた。27日に、湯崎英彦知事に報告する方向で調整している。東京便の就航が前提だが、ほかにも2012年から始まる広島南道路の建設による滑走路の縮小や、県との負担金の配分など課題は多い。 市の関係者によると、21日に秋葉忠利市長も出席した会議で最終確認したという。 飛行場をめぐっては、ヘリポートへの転換を促す県と、存続を目指す市が対立。1月と10月にあった秋葉市長と湯崎英彦知事のトップ会談でも、溝は埋まらなかった。 飛行場の昨年度の赤字は約4億7500万円。県営化後の累積赤字は123億円に上り、これまでは県と折半してきた。県の担当者は「新年度の予算編成にかかわる話なので、市から報告を受けてからの調整になる」と話すが、「今後の県の支出はヘリポートとしての運用経費が基本線」との認識だ。 市が設置した飛行場のあり方検討委員会は、市営化し
東京線利用客6割減 11月小型機への変更響く 山形空港 山形県が20日までにまとめた山形空港(東根市)の利用状況によると、10月下旬のダイヤ改正を受けた11月の東京線の利用者は1894人で、前年同月に比べ59.2%減少した。搭乗率は6.0ポイント低下の41.5%で、採算の目安とされる60%を大きく下回っている。 東京線は改正前、160席の中型機が午後に1往復していた。県は2便化を要望してきたが、日本航空は日帰り利用を考慮して山形発を午前10時25分に繰り上げ、76席の小型機に変えた。このため、利用者が大きく減った割に搭乗率の落ち込みは抑えられている。 県地域・交通政策課によると、利用不振の主な要因は、東京やほかの空港から山形県を訪れる団体客の大幅な減少。飛行機が小型化され、まとまった人数の利用が難しくなったとみられる。山形発の利用は増加傾向にあるという。 一方、大阪線の利用者は616
長崎―神戸、長崎―羽田が就航 スカイマーク、格安で観光客増期待 到着客を歓迎する関係者=大村市、長崎空港旅客ターミナルビル スカイマーク(東京)の長崎−神戸、長崎−羽田(神戸経由)線が16日、新規就航した。1日4往復8便を運航、格安の料金設定と相まって、観光客の拡大やビジネス利用が期待される。長崎空港では歓迎セレモニーが行われ、関係者が到着便を出迎えた。 スカイマークによると、長崎−羽田線は片道1万1800円、長崎−神戸線は同8800円(大人普通運賃)。早めの予約申し込みなど割引料金ではいずれも5800円から設定。同社営業推進部は、運賃の価格設定について「羽田線は神戸でいったん乗降しなければならない時間を含んでおり、搭乗時間が長いことも考慮した」と説明している。 神戸との路線就航で、新たな観光振興の期待感も強い。第1便が到着する午前10時半には「ながさき龍馬くん」の着ぐるみや「大村フ
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 低運賃を背景に業績好調のスカイマーク(写真上)は、JALが解雇するパイロットを大量採用すると発表した Photo : JIJI/AFP=時事 日本のエアラインにのみ課される航空機燃料税。日本航空(JAL)で年間455億円(2008年度)もの負担になっており、国際的に見ても理不尽な税だ。この税金をめぐって現在、半減を狙う国土交通省と、4分の1減で決着をつけようとする財務省のあいだで火花が散っている。 その航燃税バトルの陰で目立たないが、12月2日、企業再生支援機構とJALは「規制緩和に関する要望」と題した要望書を国土交通大臣に提出した。 要望書では、羽田空港と成田空港の発着枠数の増加とともに、伊丹空港の前時代的な発着枠
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