4月の東京都知事選で、共産党や労組、市民団体などで構成する「革新都政をつくる会」が、共産党政策委員長の小池晃氏(50)に出馬を要請する方針を固めたことが分かった。無所属での出馬となる見通し。 共産系の都知事候補は従来、党支持層以外からも幅広い支持を得るため、同会が擁立する形をとることが多い。 通常は選挙の前年には候補者を擁立してきたが、今回は候補者選考が難航。告示が近づき、知名度のある小池氏で落ち着いたとみられる。 小池氏は東京都出身。98年に参院比例代表で初当選して2期務めた。 しかし、東京選挙区から出馬した昨年の参院選は約55万票と当選ラインに約10万票届かなかった。論客として知られ、テレビ出演も多い。 都知事選を巡っては、現職の石原慎太郎氏(78)は去就を明らかにしていないが、知事与党の自民、公明両党からは4選出馬を求める意見が根強い。現段階で出馬表明した著名人はおらず、選挙戦の構図