鉄道の部品に切符、工具、明治期の書類……。展示品の「シブさ」で知られる名鉄資料館(岐阜県可児市)。施設の老朽化に伴い、12月25日に閉館することになった。ホームページで告知されると見学希望が殺到。事…
東北新幹線の開通区間と運休区間 東日本大震災の影響で一部区間の不通が続いている東北新幹線について、国土交通省が早ければ4月中に全線で運転の再開を見込んでいることが分かった。那須塩原駅(栃木)から北に向け、部分開業の区間を順次、広げていくとみられる。 JR東日本は22日までに東京―那須塩原、盛岡―新青森で運転を再開した。だが、那須塩原―盛岡では仙台駅の天井が落下したほか、高架橋の柱が損傷するなど約940カ所で被害が出た。ただ、トンネルが崩落したり、高架橋が壊れたりするなどの深刻な被害はなく、国交省は比較的早期の運転再開が可能とみている。 大地震で被害を受けた新幹線の復旧では、走行中の列車が脱線した2004年の中越地震は66日、高架橋が崩れた95年の阪神大震災は81日と、全面復旧に2カ月以上かかった。 JR東は「具体的な日取りは決まっていないが、一日も早い再開を目指して工事を進めている
月内から順次在来線を再開 JR・仙台圏 JR東日本は22日、運転を見合わせている仙台圏の東北線について、月内に仙台―岩切間の運行を再開すると発表した。仙石線青葉通―小鶴新田も既に月内の再開方針を示しており、4月上旬には仙山線も一部再開する予定。仙台駅を中心に在来線の復旧が進みつつある。 JR東日本仙台支社によると、東北線は4月上旬までに岩沼―利府間まで運行区間を拡大。仙山線も仙台―愛子間と山寺―山形間で折り返し運転を始める。仙台駅構内は配水管などの施設に被害が出ているが、各線の運転再開までに応急措置を施す。 東北線郡山―本宮間、奥羽線福島―米沢間、陸羽西線新庄―余目間なども、それぞれ4月上旬には再開する見通し。いずれも暫定ダイヤで一部の列車の運行になる。
地震の影響で東北本線や常磐線などが大きな被害を受けていますが、本日、青森~盛岡間の線路が復旧したとのこと。 昨日までは東京~青森間で日本海側のルートを通って貨物列車を走らせていましたが、これにより東京から青森経由で盛岡まで列車を走らせることが可能になり、燃料や物資をより被災地へ届けることができるようになります。 詳細は以下から。 NHKニュースによると、青森~盛岡間で被災していた線路が復旧し、今夜にも北海道から支援物資を積んだ列車の運行が始まるとのこと。 また、一両日中には神奈川から燃料を積んだタンク列車が盛岡へ向けて出発する予定となっています。 被災した沿岸の線路。 道路もかなり復旧が進んでいますが、タンクローリーの運転には大型免許や危険物取扱者の資格が必要なためドライバー集めに難航しているとのこと。現地ではガソリンなど燃料不足が指摘されており、貨物列車の復旧によりこの解消が期待されます
首都圏新都市鉄道(東京)から茨城県に入った連絡によると、東京・秋葉原とつくば(同県つくば市)との間を結ぶ「つくばエクスプレス」で、つくば~流山おおたかの森間については、12日の運転を中止すると発表した。 守谷~柏たなか間の線路にズレが発生し、復旧工事を行うためとしている。 つくばエクスプレスは12日午前9時10分から、一部区間(秋葉原~八潮間)で運転を再開。さらに、同日正午には、流山おおたかの森まで運転を延長、再開した。全線の運転再開は13日朝になる予定という。
東京の路面を住民の足として半世紀近く走ってきた都電荒川線の7500形車両が13日、最後の営業運転を行い、引退する。老朽化で順次廃止され、現在は2両が走るのみ。最終日は、荒川電車営業所(荒川区西尾久)で記念イベントが開かれ、2区間で往復運転される。(川床弥生) 「時代の流れで仕方ないけど、寂しいねえ」。感慨深げに話すのは、指導員や臨時運転も含めて約40年間、運転手を務めた堤満さん(64)。現在は、嘱託員として同営業所で事務などをしている。 都交通局によると、7500形は1962年に20両が製造されて運転が始まった。77〜78年にかけてワンマン化され、84年に冷房が導入された。車体の色も黄に赤い帯から、ワンマン化で青帯、冷房化で現在のクリーム色に太い緑帯へと時代とともに変化してきた。朝の通学時間帯に「学園号」という愛称の車両が走っていた時期もあった。 「電車が好きだったし、手に職を付けたかった
川崎重工業(神戸市中央区)は9日、台湾・台中市で計画されている都市交通システムの受注が内定したと発表した。仏、台湾企業との共同受注で、車両のほか、信号や改札などを含む運行システムを、2017年10月までに納入する。台北市高速運輸部が発注し、総額は約295億円。 川重が主幹事を担う共同案件で、システムを一括受注するのは台湾で2例目。 都市交通システムは、台湾高速鉄道・台中駅を起点に、台中市中心部を縦断する新規路線で、総延長は約16キロ。無人の自動運転式車両36両のほか、信号、通信、自動改札の各システムと、車両基地設備を供給する。今年4月に正式契約する予定。 川重は運行システムの構築と、車両、同基地設備を担当する。車両は兵庫工場(神戸市兵庫区)などで生産し、15年初めから納入を始める。 川重は1992年以降、台湾で大型案件を相次ぎ受注。これまで地下鉄や高速鉄道などを手掛けている。(広岡磨璃)
JR東日本は世界唯一のオール2階建て新幹線「Max」(E1系、E4系)を段階的に廃止する方針を固めた。老朽化とともに最新鋭車両の導入に伴う勇退で、来年7月以降、上越新幹線のE1系から順次退役させ、5年後をメドに全廃する計画だ。90年代半ばから上越、東北新幹線で人気を集めた花形車両が姿を消す。【斎藤正利】 Maxは「マルチ・アメニティー・エクスプレス」の頭文字で、乗り心地や内装などさまざまな面(マルチ)で快適さ(アメニティー)を追求した高速鉄道(エクスプレス)。中距離通勤・通学客の混雑緩和や繁忙期の着席サービス向上を目的に94年7月、12両編成のE1系として上越新幹線に登場した。 1両当たり座席数は従来より約40%増え、2階席は1列3+3の6人掛けで座席を固定し、車いす対応席や昇降装置、ベビーベッド、パウダールームも設けた。1~2階はらせん階段でつなぎ、2階席からの車窓風景が人気を集めた。現
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は4月から、開発中のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の走行実験をJR予讃線新居浜(新居浜市)-坂出(香川県坂出市)間で実施する。ただし、実用化までには課題も多く、急カーブでの車両性能実験の舞台に予讃線が選ばれたにすぎないのが現状で、四国4県や経済界が期待するFGT導入は白紙状態のままだ。【栗田亨】 FGTは線路幅が異なる新幹線と在来線を、同一車両の車輪幅を変えるだけで相互乗り入れできる列車で、同機構が94年から開発を始めた。現在は、九州新幹線長崎ルートでの導入を目指している。 四国では、JR岡山駅で新幹線から同じ車両に乗ったまま在来線に直通運転することを目指し、四国4県や経済界が「四国フリーゲージトレイン導入期成会」を00年に設立。毎年、国やJR各社に導入を求める要望を続けてきた。 しかし、FGTには技術的な課題が残っている。国土
クリックして拡大する和・モダンをコンセプトにした阪急電鉄6300系「京とれいん」が7日、報道陣に公開された。京町家をイメージした車内=7日午後、大阪府摂津市正雀1・阪急正雀車庫(竹川禎一郎撮影) 阪急電鉄は7日、19日から土日祝日に限って大阪・梅田-京都間を運行する新型観光電車「京とれいん」を正雀車庫(大阪府摂津市)で報道関係者に公開した。通勤用として活躍した6300系を大胆に改造し、個室風の座席を設けて高級感漂う雰囲気に仕上げた。京都観光の増加を狙ったもので、通常の運賃で乗ることができる。 この電車は「和・モダン」をコンセプトにした6両編成。3、4号車は扉付近に格子状の飾りを施し、京都の町家の雰囲気を演出した。座席の背もたれに畳を使った個室風の座席は、カップルやグループでの利用を想定して2人掛けと4人掛けにしている。1、2、5、6号車は座席に「京唐紙」の伝統柄を採用した。 また、落ち着い
九州新幹線鹿児島ルート(博多-鹿児島中央)の基本計画決定から39年。12日の全線開通という“春”を迎えるまでは長い道のりだった。博多と鹿児島を新幹線1本で結ぶために尽力したJR九州の初代社長、石井幸孝氏(78)に聞いた。 ■民営化で塩漬け 新幹線整備の基本計画が決定したのは昭和47年。しかし、48、54年と2度にわたる石油ショックや62年の国鉄の分割・民営化で、主要路線以外は塩漬けに。石井氏は「計画が新生JRの足を引っ張っては元も子もない、というのが当時の総意だった」と振り返る。 JR九州発足時は石井氏も「新幹線なき経営ビジョン」を進めた。しかし、半年後には「やはり経営に不可欠」と判断、当時の政府与党に働きかけた。背景には「新幹線は日本の大動脈であり、九州もそこに連なるべきだ」という強い思いと「高速道路の整備が進み、バスや車、航空機との輸送競争に危機感があった」。 しかし、旧運輸省やJR他
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