前回の「スケーラビリティの重大な誤解、“大は小を兼ねない”」では「規模が違えば性質も変わる」という、一種の常識について説明した。これは、より多くのデータを扱える技術が最も優れている、スケーラビリティこそがデータ処理技術で最も重要である、といった一種の常識に異を唱えるものであった。このような主張を、その是非を意識的に検証しないまま、盲目的に信じ込んで疑うこともない人は多いと思う。しかし、世の中の多くのモノや情報は、規模が違えば性質も変わるという特徴を示す。実はデータベースもその例外ではなく、規模が異なれば性質が変わることがあり、1つの技術をすべての規模で使うことは最善ではない可能性がある。それは、データベースもRDBだけあればよいという硬直した常識を脱し、適材適所で意識的に選び取って使おう、という提案でもある。 とはいえ、これはXMLデータベースを使うべき強い理由を示したことにはならない。R
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