あまり無いことだけど、少し前に「読書猿というブログをやっている」と自己紹介することがあった。 続いて、このブログがどういうものなのか、手短に説明することになった。 正直、このブログのスタイルや取り扱っている内容は、目指してこうなったものではない。 したくないことやできないこと、ああはなりたくないなと思ったこと等を取り除いていって残ったのがこんなもの、という消極的な成り立ちによるので、軸のようなものがない。つまり一言でこうだというのが難しい。 それで結局「とてもささやかな灌漑工事を、スコップと手作業でやっているようなもの」とよく分からないことを言ってお茶を濁した。 「灌漑工事」というイメージは、子供の頃、雨が降るとやっていた、土の上にできた水たまりに取り付いて、手と指で溝を掘り、溝と溝をつないで、自分が思う場所へ泥水を導いていく遊びを思い出して出てきたもので、個人的過ぎて、あまり伝わったよう