AI開発企業のCohereがGPT-4と同等の性能を備えた大規模言語モデル「Command R+」を発表しました。Command R+は日本語での応答にも対応しており、ローカルにダウンロードして実行可能なほか、ウェブ上で実行できるチャットアプリのデモも公開されています。 Introducing Command R+: A Scalable LLM Built for Business https://txt.cohere.com/command-r-plus-microsoft-azure/ CohereForAI/c4ai-command-r-plus · Hugging Face https://huggingface.co/CohereForAI/c4ai-command-r-plus Command R+ https://docs.cohere.com/docs/command-r
松尾研究室では複数のLLMに関する開発プロジェクトを推進しており、一緒に働いてくれる仲間を募集しています!! LLM研究者(特任研究員・特任助教・特任講師) [1] 効率的なLLMの学習方法に関する研究 [2] LLMの動作原理の理解 [3] LLMの社会的リスクに関する研究開発 [4] その他LLMの高度化や応用に関する研究 など。詳細はこちら LLM開発エンジニア(東京大学学術専門職員) [1] LLMのフルスクラッチ構築(1B〜100B),継続学習 [2] LLMの社会的リスクに関する研究開発 [3] 外部知識や外部ツールとの融合(LLM Agent) など。詳細はこちら その他全ての募集求人はこちら
小説の面白さはどこから来るのか? 物語のオリジナリティやキャラクターの深み、謎と驚き、テーマの共感性や描写の豊かさ、文体やスタイルなど、様々だ。 小説の面白さについて、数多くの物語論が著されてきたが、『小説の描写と技巧』(山梨正明、2023)はユニークなアプローチで斬り込んでいる。というのも、これは認知言語学の視点から、小説描写の主観性と客観性に焦点を当てて解説しているからだ。 特に興味深い点は、小説の表現描写が、人間の認知のメカニズムを反映しているという仮説だ。私たちが現実を知覚するように、小説内でも事物が描写されている。 認知言語学から小説の描写を分析する 通常ならメタファー、メトニミーといった修辞的技巧で片づけられてしまう「言葉の綾(あや)」が、ヒトの、「世界の認知の仕方」に沿っているという発想が面白い。これ、やり方を逆にして、認知科学の知見からメタファーをリバースエンジニアリングす
Note: Our amazing Dear Duolingo community shared interesting exceptions with us! You can read them all here. Honorable mentions: 3 words that made it pretty farBefore we get to the (possible) winners, there are a few words to mention that really tried their hardest to make it around the globe. For these words, there are just a few options worldwide: 🫖 Words for tea Whether you take milk or sugar
はじめに この記事では最近話題のChatGPTによってプログラムを生成する際のコツについて解説します。 前編はこちら https://qiita.com/autotaker1984/items/5b5ac8c01d11fbbbc4a7 コードを生成するのではなく、コードを生成する過程を生成する ChatGPTは言語モデルベースのAIです。言語モデルとは、お題(プロンプト)に沿った文章を生成するモデルです。それ以上でもそれ以下でもありません。 従ってなんらかの機能を実装してもらう際もいきなり「機能」から「コード」の生成だとあまり満足いく結果は得られません。 もちろんChatGPTはかなり博識なのでそれっぽいコードは出してきます。ただ、そのような生成の仕方だとChatGPTが学習したコードにかなり依存したものが出力されるため、実際のユースケースとはズレたものが生成されますし、生成物の著作権リス
2021年、あけまして、おめでとうございます。 ということで、このブログもまだ続けるつもりでいます。 * * * 年末年始、何をしていたかというと、時間があれば『標準ラテン文法』を学んでいた。そして、今日、終えた。なかなかタフな勉強だった。大学生のときに、ラテン語の授業もとっていて、『詳解ラテン文法』が教科書だったが、40年も錆びつかせると、さすがに忘れたというか、今回、振り返ってみると、当時はぜんぜん勉強足りなかったなと思った。というか、そう思える機会にもなった。 そういえば、3年ほど前、放送大学でヘルマン・ゴチェフスキ先生の『ラテン語の世界』も聴講し自分ではそれなりにまたラテン語をまた学んだ気になっていたが、やはりラテン語は、頭で理解するより、やはり問題集を解く作業が欠かせないものだと納得した。 ちなみに、教科書として『標準ラテン文法』と『詳解ラテン文法』とどっちがいいかというと、『標
異言語を学ぶということは、必然的にその文化も学ぶことにもなるし、その文化を学ぶことはその言語を学ぶモチベーションにもなる。特に、文化的な歴史遺産の大きい言語の場合はあてはまるが、考えてみるまでもなく、ラテン語はその最たるものだ。 そんな気持ちで新書でもあるので気楽に中公新書『 ラテン語の世界―ローマが残した無限の遺産(小林標)』を読んでみた。読みながら、あれ、この先生、俗ラテン語に詳しいなあと思ったら、『ロマンスという言語 ―フランス語は、スペイン語は、イタリア語は、いかに生まれたか』の著者と同じだった。こちらの本もとても興味深いものでと、過去に書いた書評を検索したら、あれ、書いてなかったっけ。間抜けだ。 さて、中公新書『 ラテン語の世界―ローマが残した無限の遺産(小林標)』なのだが、基本的に新書らしい概論が書かれていて、かつ文章も読みやすい。さらにラテン語文学についての概論はかなりわかり
大家好!イマチュウのばやし(@muraba1)です 今日は中国語学習に強力な力を発揮するサイトの紹介です これなら中国語を独学で学習できる 今までいろんな中国語学習サイトやアプリがありましたが、個人的にはダントツでこれがおすすめです 中国政府の教育局との協業サイトとのことでちょっと使えばその力の入れようが分かります 全球中文学習平台 このサイトは普通語を学習者向けのサイトで、地方出身者や外国人が普通語をマスターするためのあらゆるコースがあります。 とにかく完成度が高く、楽しく学習できるように工夫されていますので一度見てみてください。 なかでも日本人が中国語学習に使えるのは主に以下の3つです 1.段階式中国語講座(全43コース) クイズ形式ですすむ中国語レッスン 難易度は初級~中級程度ですが、発音やリスニングもあります。 2.中国語ケーススタディー 1000シーン 生活、学習、旅行に分けてケ
インターリングワ(Interlingua)という人工言語に次第に興味がわき、いろいろ調べていた。普及協会などもあり、それなりにまとまった情報もあるのだが、一人の人の観点からのまとめが知りたく、Stanley A Muaik著”Interlingua Grammar and Method Second Edition: For the Use of the International Vocabulary As an International Auxiliary Language and to Increase Your Word Power”という本を買って少し読み始めている。想像以上に面白い。 インターリングワについては、日本語のWikipediaにもそれなりの情報がある。インターリングワについて一般的に知りたいというなら、それで十分かなとも思わるが、前述書を読んでみると、細かいところ
たぶん、イタリア語の起源に関心を持つ人はそれほど多くはないだろうし、まして、このブログを覗く人にそういう人がいるか、おぼつかないが、おそらく、ある程度まで英語に関心ある人なら、『イタリア語の起源 歴史文法入門』を読んでおいてもいいのではないだろうか。 そう思えるのは、語彙の変化もだが、ラテン語から俗ラテン語、そして、イタリア語へと変化していく母音のありかたが、大母音推移に似ているように見えたことだ。歴史的な関係はないのだが、大母音推移のような現象は英語でのみ起きた特殊な現象ではないのではないかと思えた。補足するなら、古英語にも母音には短母音と長母音があり、これらはラテン語の母音と似ている。 もっとも、大母音推移がまさに大母音推移であるような、調音までの遷移はイタリア語ですら発生していない。むしろ、そのことがなぜかという問いにもなるだろう。 他方、俗ラテン語の影響を受けたはずのフランス語には
ご覧になりたいタイトルをクリックするとPDFが開きます。順番に読むことをおすすめします。2(26~50)はこちらをご覧ください。 No. タイトル 主な内容 レベル 0
発見者は古物商のウィルフリド・ヴォイニッチ。今日では、発見者である彼の名前を取って、「ヴォイニッチ手稿」、または「ヴォイニッチ写本」と呼ばれている。 「写本」とされることも多いが、 オリジナルが別にあるかどうかは不明で、そこから書き写されたものかどうかもわかっていない。そのため以下では、手書きの原稿という意味に限定した「手稿」(しゅこう)で統一したい。 先に結論を述べれば、このヴォイニッチ手稿は未解明である。その発見以来、100年以上、解明に挑んだ者たちをことごとくはねのけてきた。もちろん私の手に負えるものでもなく、残念ながら、ここで謎解きを展開することはできない。 けれども概要を解説し、主流となっているいくつかの説を検討することはできる。以下でじっくり見てみよう。 ヴォイニッチ手稿の内容 まずヴォイニッチ手稿の内容について。大まかには以下のように分けられる。 未確認植物の部 約120ペー
表紙 中表紙 権利関係表示←重要:必ずこれを読んでから。 日本の読者への挨拶 Roger Bacon, Opus Majus 目次 図表 序文 序論 1 知られている事実 1.1 手稿の発見 1.2 手稿の歴史 2 問題解決への道:その調査 2.1 手稿の歴史に関する推量 2.2 著者、そして目的 2.2.1 捏造、偽造、ナンセンス? 2.2.2 誰が何を目的にそれを書いたのか? 2.3 出所、元になった言語 2.4 制作年代 3 解読への道:絵 3.1 絵と文章の関係 3.2 絵の性質と特徴 3.2.1 起源とスタイル 3.2.2 羊皮紙とインク 3.2.3 他のいくつかの、絵が描かれたマニュスクリプトとの関係 3.3 絵を内容で分類する 3.3.1 草本植物の絵 3.3.2 薬草の絵 3.3.3 占星及び天体図 3.3.4 宇宙そして気象図 3.3.5 人間を特徴とした図 3.3.6
増田で『老子』もしくは『魏書』を引いている投稿があったので、久しぶりに『老子』の原文に触れた。 「大器晩成」っていつも疑問で、漢代以降の「大人物(あるいは大事業)は時間をかけて完成するのだ」的な解釈でもいいんだけどさ。 最近、古い文字資料が出てきて「大器免成」と書かれてて、「大器」は成立することを免れる、だから成立しないのだ、なんて逆の解釈することもある。 この新解釈は耳目を引きがちだが、それゆえに、取ってつけたような印象を受ける。 老子の原文、「大器晩成」がある辺りはおんなじような文構成になっている。 明道若昧。進道若退。夷道若纇。上徳若谷。大白若辱。廣徳若不足。建徳若偸。質眞若渝。大方無隅。大器晩成。大音希聲。大象無形。 明るい道は暗きがごとし。 道を進んでいるようで退いている。 高い徳は谷のように深く。 大いに白いものは辱(よご)れているように見え、 広い徳は、足りていないように見え
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