作業服を脱いでからのエリアの案内役は、研究支援統括の江口暢久さん。 ちきゅうのような探査船に乗る研究者たちと、船上代表の澤田郁郎さん・猿橋具和さん、そしてその先にいる技術者との橋渡しをするのが仕事だ。 「海外の入国審査ではスペイン語で話しかけられることが多いですね」という江口さんは、芸術家のような風貌の、京都出身の日本男児。 さきほどまで案内をしてくれていた船上代表の澤田さんは、初めて江口さんと顔を合わせたとき、日本語は通じないだろうと、「ハロー」と話しかけたという。 話しかけられた側の江口さんも(さすが国際的な船、公用語は英語なんだな)と思い、しばらく英語で会話をしていたそうだ。 水揚げされたサンプルの行方は さて、水揚げされたサンプル入りのチューブは、まず、掘削エリアからキャットウォークを経て研究区画に送られる。チューブは透明なので、その状態でだいたい、中身が把握できる。泥水ばかりのこ
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