キンシコウの獣舎周辺は液状化し、地盤の隆起や沈下がみられた 写真を見る 子どもたちに人気だった「子ども列車」は、駅舎が倒壊し、列車も脱線した 写真を見る 熊本地震の影響で閉園している熊本市東区の市動植物園の園内全域に、液状化による地盤の隆起と沈下が発生し、再開まで少なくとも1年以上かかる見通しであることが分かった。獣舎など建屋の損壊も激しく、復旧に手間取ることが予想されるためで、同園は「全容はまだ不明だが、特に液状化による被害は深刻だ」と衝撃を受けている。 園によると、アスファルトなどに覆われた路面の隆起や沈下、ひび割れの被害は、120種755の動物を飼育する「動物ゾーン」を中心に、約24・5ヘクタールの敷地全体に広がっている。地下に設けた給排水管も破損し、獣舎の一部は浮いたり、逆に沈んで傾いたりしている。 中国・桂林市との国際友好事業として建設されたあずまや「友誼(ゆうぎ)亭」は、オ
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