社長が遺書を残し失踪するという前代未聞の事態に直面するJR北海道。今年に入ってから列車がトンネル内で全焼するなど事故、トラブルを連発したことが中島尚俊社長(64)を追い込んだ可能性が高い。だが、それとは別にもう一つ、中島社長を深く落胆させることがあったという。笑顔と明るさと実直な性格で慕われる鉄道マンに何があったのか。 札幌市東区の自宅に家族や知人、会社関係者に宛てた複数の遺書を残し、12日以降、姿を消した中島社長。同日夜、石狩市の海岸近くで社長の車が発見されたが、その後の足取りはわかっていない。JR北海道では同日会見を開き、島田修常務が「会社の危機。早く発見されてほしい」と沈痛な表情で訴えた。その声が社長の耳に届いていてもらいたい。 温和で偉ぶらず、社内のあだ名は「スマイリー中島」。笑顔の紳士は今年5月に発生した特急列車の脱線炎上事故だけでなく、会社の経営問題に頭を抱え続けてきた。
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