ビッグデータを活用した電車混雑予測の取り組みが各所で進んでいる。 経路検索サービス大手のナビタイムジャパンは、「電車混雑予測」を大幅にリニューアルし、予想対象路線を首都圏の主要54路線に拡大した。 混雑予測が表示されるのは「乗換ナビタイム」アプリ。ルートを検索すると、時間が短い順や料金の安い順に複数のルートが表示されるが、所要時間や金額に加えて、それぞれのルートの「混み具合」も表示される。 それだけではない。乗車中の混み具合を駅ごとに確認できるため、どの駅から混雑する、利用者が減るといった予測が可能になる。さらに「時刻表」では出発時刻それぞれの電車ごとに混み具合を比較できる。 通勤ラッシュ時でも混み具合には大きな差 だが、通勤ラッシュの時間帯はほとんどの列車が混雑しているのではないか。このような質問をナビタイムの担当者にぶつけてみたら、意外な答えが返ってきた。「たとえば、東京メトロ副都心線