_ 放浪? 以前買ったまま放置していたエルデシュの伝記を読了。 放浪の天才数学者エルデシュ(ポール ホフマン) 知識のある人間についてかかれたところは興味深いということもあるのだが、晩年(どうも30代以降はすべて晩年だったような)のゲーデルが妻の作った食べ物以外は一切口にできなくなり(毒を盛られることを心配していたそうだ)、妻が入院したために餓死したというエピソードに恐怖する。 主人公のエルデシュが一時期プリンストンの研究所で働いていたので、ゲーデルやアインシュタインも登場するのだ。 モンテカルロ法はノイマンに関係しているのだと思っていたが、この本を読むとスタニスワフ・ウラム(読み物だからしょうがないとは思うが、途中からスタンと書かれるので、この初出のスタンとはどこの誰だ? となったりする)という人が方法論を確立したことが、共通の知人がモンティ・ホール問題をモンテカルロ法(この名前もウラム