6日午後3時45分頃、北海道八雲町のJR函館線山崎―鷲ノ巣間で、走行中の札幌発函館行き「特急北斗14号」(8両編成)の運転士がディーゼルエンジン異常の表示に気付き、列車を緊急停止させた。 運転士が点検したところ、4号車床下のエンジン付近から火が出ており、消火器で消し止めた。乗員・乗客約200人にけがはなかった。 JR北海道の発表によると、乗客は、先頭と後方の車両に分かれて避難した後、午後5時過ぎまでに降車し、同社が手配したタクシーやバスで八雲駅に移動した。同社や北海道警が原因を調べている。 同社の特急列車を巡っては、今年4月に今回と同型の「特急北斗20号」がエンジン近くの消音器から出火するトラブルが発生。5月にも「特急スーパーカムイ6号」の床下の車軸付近から出火している。