「100歳以上」のお年寄りの所在不明が相次いで判明している。 日本は世界でも長寿の国として知られるだけに、この問題は海外で大きな関心をもって報道され、中には長寿国という事実自体に疑問を投げかけるようなものまであった。果たしてこの問題によって日本人の平均寿命が短くなる可能性はあるのだろうか。 厚生労働省が先月26日に発表したデータによると、2009年の日本人の平均寿命は男性79・59歳、女性86・44歳と、いずれも4年連続で過去最高を更新した。特に、女性は25年連続で世界一の座をキープ。男性も世界5位につけている。 この直後、「不明高齢者」問題が噴出する。 こうした状況を受け、特に韓国では、「高齢者天国 日本のイメージに泥を塗る」(中央日報)、「日本=長寿国家は虚構?」(文化日報電子版)などと大々的に報道された。韓国では、お年寄りを敬う儒教の考え方が広く浸透していることもあり、関心を引いたよ