プロセッサ単体で製品の性能を予測するのは難しい 少し前の話になるが、2012年1月中旬に筆者と知人のTwitter上での会話がTogetter上にまとめられてフィーチャーされ、にわかに周囲が騒がしかったことがあった。やりとりそのものは2011年9月にされたもので、どちらかと言えば、街中で知人と会ったときに、カフェに立ち寄って世間話をしていた……という程度のものだ。 それが4カ月を経過し、急にTogetterへのリンクが多数SNSで流れた理由は、海外メディアでNVIDIA Tegra 3のあまり芳しくないベンチマークテスト結果が公表されたのが理由だった。 PCに投資をしてきた人たちの一部が、ハイエンドのタブレットへと興味を移し、クアッドコア+高性能GPUの組み合わせで高性能が期待できる(言い換えれば、高性能以外にはあまり期待することがない)Tegraの最新版に注目。ところがスペックの高さを感
2014年に移行が始まるDDR4メモリ,Intelは「Skylake」から採用か。システム&グラフィックスメモリの動向を整理する ライター:本間 文 Intelが公開したシステムメモリのテクノロジーロードマップ。2012年にはDDR3Lメモリがメインストリーム市場に広がるほか,通常電圧版DDR3メモリのさらなる高速化も図られる見込みだ Intelのシステムで採用されるシステムメモリのロードマップが明らかになりつつある。 Intelは,2013年までDDR3メモリに対応したプラットフォームを継続すると明らかにしているが,ただサポートを続けていくだけではない。2012年には1.35V駆動の低電圧版となる「DDR3L」メモリのサポートをクライアントプラットフォームへと追加する予定で,さらに同社は,高性能なデスクトップPC向けに,より高速なDDR3メモリの対応も視野に入れているのだ。 またInte
Intelのチップセットロードマップを確認。まもなく登場の「Z68」から「Sandy Bridge-E」対応の「X79」,「Ivy Bridge」対応の「Z77」まで ライター:本間 文 Intelはまもなく,LGA1155プラットフォームの上位チップセットとなる「Intel Z68 Express」(以下,Z68)を投入予定だ。また同社は,LGA2011の次世代ハイエンドCPU「Sandy Bridge-E」(開発コードネーム)に対応する「Intel X79 Express」(以下,X79)や,2012年初頭に開発コードネーム「Ivy Bridge」対応チップセットとして登場予定の「Intel Z77 Express」(以下,Z77)に関する情報も関係者に向けて案内を始めており,次世代プラットフォームの概要が徐々に明らかとなりつつある。 今回は,これらIntel製チップセット,そしてプラ
「COMPUTEX TAIPEI 2010」初日となる1日には、米インテル主席副社長による基調講演と、PCクライアントに関する説明会が行なわれた。両者とも話題の中心になったのはAtom系CPUで、iPadにより盛り上がりを見せているタブレット型端末にフォーカスした新プラットフォームが発表されるなど、興味深い発表が相次いだ。 ネットブックを高速化する新デュアルコアAtom まずネットブック分野での話題としては、新しい「Dual Core Intel Atom Processor for Netbooks」(コード名Pine Trail)の発表が挙げられる。既存のネットブック向けAtom(Atom N450など)が、物理コアはひとつであるのに対して、新しいデュアルコアAtomは2つの物理コアを内蔵する。従来どおりハイパースレッディングテクノロジーにも対応しているため、OSから見える論理CPUは
1月9日のアキバ電気街は、深夜から夜が明けて日が沈むまでSandy Bridge一色だった。新CPUと新チップセットの発売日にあわせて、インテルもベルサール秋葉原でユーザーイベント「Intel Technology Day in Akiba 2011」を開催し、昼前から夕暮れまで大勢の自作ユーザーの足を会場に向かわせた。 会場には、この日PCパーツショップに並んだ各ベンダーのP67/H67マザーが展示されたほか、Sandy Bridgeの特徴をアピールするデモコーナーも複数設置。メインステージでオープニングセッションが行われる11時にはすでに数100人の自作ユーザーが集まっており、スタッフを「発売当日ということもあって期待はしていましたが、それ以上の方に来ていただいて非常に感動しています」と驚かせた。 デモコーナーは、CPU内蔵GPUの性能を示すGameブースなど3種類が並び、なかでも圧倒
インテル、アーキテクチャを一新した“Sandy Bridge”世代のCore iシリーズ:ようやく正式発表なのだ(1/4 ページ) デスクトップPC向けにはSugar Bay、ノートPC向けにはHuron River 「第2世代Core プロセッサー・ファミリー」(以下、第2世代Core iシリーズ)は、開発コード名“Sandy Bridge”と呼ばれてきた、新しいアーキテクチャを導入する32ナノメートルプロセスルールのCPUだ。また、新世代CPUを採用するデスクトップPC向けのプラットフォーム(開発コード名は“Sugar Bay”)とノートPC向けのプラットフォーム(開発コード名は“Huron River”)がそれぞれチップセットとともに用意される。ノートPC向けのプラットフォームでは、無線接続モジュールとして無線LANとモバイルWiMAX、またはBluetoothに対応するモデルが加わ
2011年初頭、PC業界とその周辺を見渡して思うこと:元麻布春男のWatchTower(1/2 ページ) 新型CPUが2011年の初めからPCを盛り上げる PC業界としてはヒット商品の乏しかった2010年が終わり、2011年がスタートした。 言うまでもなく、今年は地上波によるアナログテレビ放送が終了する予定だが、何せ国民の大半が影響を受ける大規模な移行である。果たして混乱なくデジタル放送への移行が実現するのか、注目されるところだ。 切り替えの7月に向けて、11月のエコポイント制度変更時に見られたような駆け込み需要が殺到するのか、それにより他の商品の需要が食われてしまうのか、家電業界関係者ならずとも気になるところだろう。 幸い、PC業界は2010年も、比較的堅調に推移したようだ。コンシューマー向けPCが好調を持続しているのに加え、2009年にほぼ停止状態だった企業のクライアントPC更新が復活
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