研究データの共有に向けた研究コミュニティーの合意形成ならびにポリシー設計を,国家の枠組みを超えて包括的に実施しようとする活動が国際的に進行しているが,実際にはオープンデータ先進国の欧米豪においても,立場の違いからさまざまな言説が存在する。特に政策と実践とのギャップについては慎重に議論されており,研究現場の実態を把握するためにさまざまな調査が行われている。国内でも,急速に変化する国際動向に対応すべく,オープンサイエンスに関する議論が始まるようになったが,現在のところ,国内の研究現場の実態調査はまだほとんど行われていない。こうした背景から,本稿では地球環境情報分野の研究者の協力の下,研究データ共有に関する意識調査を実施した。本調査から,自身のデータの提供を前向きに考えている研究者であっても,さまざまな事情から完全な実現には至っていない実情等が明らかとなった。
2016年10月11日、“European Open Science Cloud”(EOSC)に関する高度専門家グループ(High Level Expert Group)が報告書“Realising the European Open Science Cloud”を公開しています。 報告書では、 ・“Science Cloud”の認知される必要性についての議論を終わらせ、既存の技術と専門知識に基づいて、加盟国が緊密に協力し、EOSCに関して直ちに行動をとること ・EOSCにアクセスするためや、研究データに基づくサービスの提供を行うためのルールを明確に記述すること ・EOSCをEUの未来への貢献として構想すること ・欧州におけるコアデータに関する専門知識の進展のために協力体制を設立し資金を提供すること ・研究データのための資金提供モデルを根本的に変更すること が勧告されています。 first
研究成果の作成、流通、保存に関する情報サービスを提供するEnabling Open Scholarship (EOS)はこのたび、欧州委員会(EC)参加国のオープンアクセス(OA)およびオープンデータ方針推進プロジェクトPASTEUR4OAと連携し、オープンアクセス方針のHorizon2020ファンディングプログラムの13の要件との整合性を示すデータを可視化し、公開した。 データの可視化には、研究機関、助成機関等のOA方針の策定・義務化の状況を集めたレジストリーROARMAPのデータを使用し、個々のポリシーのH2020の要求ごとに、整合性、各国のポリシー総数に対するH2020への準拠の比率、欧州圏以外のポリシー制定数を表す。 可視化データへはこちら [ニュースソース] Policy alignment to Horizon 2020 Data Visualizations - 2016/6
京都大学における公正な研究活動の推進等に関する規程(平成26年達示第59号) に基づき,本学の教職員,学生等で本学において研究活動を行うすべての者には 研究データの根拠となる研究資料等の保存が求められております. 京都大学ホームページ>ホーム 研究・産官学連携 研究倫理・生命倫理 研究活動指針等http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/ethic/research_guide 情報環境機構では,この保存の仕組みについて検討を進めてまいりましたが,このたび,研究データ保存サービスの試行を開始しました. 研究データ保存サービスの概要及び制限事項は下記のとおりとなっていますので,ご利用いただき,何か不明点・要望等ありましたら下記連絡先までお寄せください.本格運用の際の参考にさせていただきます. ※サービスの概要及び制限事項については,今後変更される場合がありますの
政府の有識者検討会は、イノベーション=技術革新の加速などに向けて、公的な研究資金を活用した論文や研究データは、原則としてインターネットなどで公開し、民間企業や研究者らが幅広く利用できるようにすべきだとする基本方針をまとめました。 そのうえで、イノベーション=技術革新の加速や新たな研究概念の創出に向けて、公的な研究資金を活用した論文や研究データは、個人情報や企業秘密などを除き原則としてインターネットなどで公開し、民間企業や研究者らが幅広く利用できるようにすべきだとしています。 そして各省庁や大学、研究機関などは、データなどの公開に関する実施方針や計画を策定し、総合科学技術・イノベーション会議が、公開の進捗(しんちょく)状況をチェックするとしています。 政府は、この基本方針を年内に取りまとめる新たな「科学技術基本計画」に盛り込むことにしています。
政府は公的研究費による研究成果の論文やその研究データを論文掲載後に原則公開とする方針を固めた。論文や研究データを公開し他の研究者や企業などが見られるようにすることで研究を活発にする「オープンサイエンス」の国際的な動きに合わせる。データの再利用などで研究を促し、イノベーションの創出につなげる。内閣府の検討会で議論を進めており、3月中にまとめる。その後、各省庁や研究費の助成機関である科学技術振興機
日時 平成27年2月23日(月)10:00~12:00 場所 中央合同庁舎8号館6階 623会議室 議題 (1)国として示すべき基本姿勢及び解決すべき課題について (2)その他 資料 議事次第(PDF形式:115KB) 資料1材料イノベーションを加速するオープンサイエンスの動向 1(PDF形式:339KB) 2(PDF形式:246KB) 3(PDF形式:777KB) 4(PDF形式:489KB) 資料2Science 2.0 "Open Science (オープンサイエンス)" 過渡期にある科学 1(PDF形式:798KB) 2(PDF形式:488KB) 3(PDF形式:533KB) 4(PDF形式:605KB) 5(PDF形式:479KB) 6(PDF形式:420KB) 7(PDF形式:751KB) 8(PDF形式:568KB) 9(PDF形式:713KB) 10(PDF形式:582KB
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く