もともと気にはなってたのですが、村上隆さんのtogetter「村上隆氏、 #風立ちぬ に感動する」と、小飼弾さんのブログポスト「原作陵辱 - 品評 - 風立ちぬ」を読んで非常にそそられたので観てきました。 という事であんまりはネタバレしない程度に感想。はてぶ/ツイートでも書きましたが、「貴族の映画」という印象です。主人公の堀越二郎は貴族というよりエリートというポジションなんですが、しかし自分以外の人間の人生/命に無関心ではないし、情けをかけもするが、結局はそれらを自分の求める美しさの為の避けられぬ犠牲として供することを受け入れられる存在として描かれていて、その精神性が貴族っぽいという事です。 20世紀前半、飛行機という金のかかるものの開発に金を出してくれるのはまずは軍であり*1、軍隊が好きなわけではないが軍隊と上手くやっていかなければ求めるものは手に入れられない。なので、その軍隊のやる事の