印刷 江戸川の川底の放射性セシウム濃度 東京湾に注ぐ江戸川の底では、泥中の放射性セシウムの濃度が下流ほど高くなっていることが近畿大の調査でわかった。セシウムがよくつく粘土は流されやすいことや、下流ほど土壌の汚染濃度が高い地域からの支流が合流するため。今後1年ほどで東京湾への流入量がピークになるとみられ、監視が必要という。 近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)らは昨年8〜12月、江戸川の8地点と東京湾の36地点で底の深さ0〜5センチの泥を採って乾燥させ、放射性セシウムの濃度を測った。 利根川からの分岐点では乾燥重量1キロあたり137ベクレルだったが、千葉県柏市の方からの坂川が合流する直前では431ベクレル、合流直後に740ベクレルに上がった。さらに下流の市川橋付近で834ベクレル、荒川に注ぐ旧江戸川の今井橋付近では940ベクレルだった。 購読されている方は、続きをご覧いただけます関連リン