出版状況クロニクル34 (2011年2月1日〜2月28日) 年末に忘年会を兼ねて、知多半島の先にある島に出かけた。その島の周囲は6キロ、人口は2000人余、沿岸漁業が中心で、新鮮な魚介料理を味わうことができる。私はこの島を好み、四度目の訪れになる。夕食後に同行の友人がマッサージを頼んだので、8時すぎに60代半ばであろう女性が部屋にやってきた。たまたま私が本を読んでいるのを見て、彼女はマッサージをしながら、私に話しかけてきた。 わたしは西村京太郎のファンで、十津川警部シリーズはみんな読んでるわ。それ以外に赤川次郎の警察物も読んでいるけど、他のものはおもしろくないね。でも今まで読んだなかで一番おもしろかったのは、若い頃出会った城戸禮という作家の小説なのよ。名古屋に出かける人がいるたびに、探してきてくれと頼むのに、いつも見つからないという返事で、もう一度読むことができなくて、本当に残念なの。 城