イギリスからの分離の是非をめぐりカトリック系とプロテスタント系の対立の歴史がある北アイルランドで、警察が進めていた捜査に端を発した暴動が起き、取材をしていた女性記者が巻き込まれて死亡しました。 北アイルランドのロンドンデリーの住宅街で18日深夜、イギリスからの分離を求める過激派によるテロ計画があるとして、警察が捜索を始めたところ、抵抗する人々が火炎瓶を投げつけるなどして、暴動になりました。 混乱の中で、何者かが無差別に発砲し、現場で取材をしていた女性記者が撃たれて死亡しました。 警察はカトリック系の過激派組織IRA=アイルランド共和軍から分派した組織が関わった可能性が高いとみて、テロ事件として捜査を始めました。 北アイルランドでは、イギリスからの分離の是非をめぐり、1960年代からカトリック系とプロテスタント系の住民の間で紛争が続き、3000人以上が死亡しました。 およそ20年前に和平合意