今年度補正予算案が衆院を通過した12月12日。久しぶりに議場に姿を見せた人物がいた。少しやつれた様子ながらも、自派閥の所属議員と言葉を交していたのは、自民党の麻生太郎最高顧問(84)である。 寬仁親王妃信子さまは麻生氏の実妹 安倍・菅両政権で、約9年にわたり副総理兼財務大臣の要職を務め、岸田政権でも自民党副総裁として、一貫して権力の中枢に居座り続けてきた麻生氏。その最大の“悪夢”は石破茂首相(67)の誕生だった。政治部記者が語る。
国民に様々な不安をもたらしたマイナ保険証。拙速な推進を疑問視する声が相次ぐ中、約9000億円に及ぶ導入コストは一体、どこに消えたのか。ITベンダーや大手広告代理店、デジタル相が絡み合う利権の正体を解明する! ▶︎資格確認書5.5億円増 システム改修367億円 ▶︎平デジタル相がNTT迎賓館で3度接待を受けていた ▶︎障害連発 富士通は自民に1.6億円献金で700億円受注 港区・麻布十番のビルの一角にある会員制レストラン「KNOX(ノックス)」。NTTグループの幹部が接待に利用する“迎賓館”だ。ここに1人の政治家が初めて姿を現したのは、2019年2月18日のことだった。 当時、マイナンバー事業の受注に力を入れていたNTTグループ。IT政策通で知られる政治家に振舞われたのは、最上級の5万円コースだった。奇しくも当日は、彼の52歳の誕生日直前。小誌が入手していたKNOXの内部資料には〈お客様希望
高松市に生まれ、上京後にグラビアアイドルやレースクイーンとして活動していた小泉が高松市の観光大使に抜擢されたのは、2019年。県内のイベントなどを通じて急接近し、2人が男女関係に発展したのは2022年頃のことだ。 党代表の不倫発覚という緊急事態だが、国民民主党のある関係者はなぜか安堵のため息をつく。 「不倫発覚のタイミングが衆院選の直後で良かったよ。もし来年7月の参院選後に不倫が露見していたら、目も当てられなかった。党内には『むしろ助かった。最悪の事態は避けられた』という声もあります」 一体、どういうことなのか。別の国民民主党の関係者が明かす。 高松市の観光大使を務めていた小泉(本人のHPより) 「実は、小泉さんは国民民主党の候補者のひとりだったのです。10月27日の衆院選にも出馬を模索していたものの出馬できず。そこで玉木氏は、彼女を来年の参院選に出馬させようと動いていたのです。万が一、出
人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが週刊文春の記事で名誉を傷つけられたと訴えた裁判で8日、双方が合意し、訴えが取り下げられました。 松本さんはこれまで参加した会合について「女性の中で不快な思いをしたり心を痛めたりした方がいれば、率直におわび申し上げます」とコメントを発表しました。 松本人志さんは、去年12月発売の週刊文春に、松本さんから性的な被害を受けたとする女性2人の証言が掲載され、名誉を傷つけられたとして、発行元の文藝春秋と編集長に5億5000万円の賠償などを求める訴えを起こし、文藝春秋側は全面的に争う姿勢を示していました。 その後、非公開での手続きが続いていましたが、8日、双方が合意し、訴えが取り下げられました。 双方の弁護士によりますと、金銭のやり取りやその約束などはないということです。 松本さんは、所属する吉本興業のホームページでコメントを発表しました。 その中で、性
松本人志さんが週刊文春側への訴えを取り下げる方針である件について、松本さん側から訴えの取り下げを提案したということが分かりました。 松本人志さんは、「週刊文春」が性的な被害を受けたとする女性の証言を掲載した2023年12月の記事で名誉を傷つけられたと主張し、週刊文春側に約5億5000万円の損害賠償と記事の訂正を求める訴えを起こしました。 その後の関係者への取材で、松本さんが週刊文春側への訴えを取り下げる方針であることがわかりました。 関係者によりますと、松本さん側から訴えの取り下げを提案、水面下での交渉が数カ月に渡って行われ、文春側は松本さんが女性に謝罪することなどを条件に受け入れたということです。
東京都豊島区の明け方の路上で事件は起きた。 「てめぇ、この野郎!」 男性に馬乗りになった女が甲高い声で叫びながら、ボディではなく顔を何度も殴りつける。やがて駆け付けた警察官によって女はパトカーに乗せられ、警察署へと連行されていった――。
〈見た目からしてバケモノかよ〉 〈ヒステリーババア〉 国際政治学者に対して、こんな誹謗中傷をX上で繰り返していた男が、5月上旬に茨城県警の家宅捜索を受けていた。ところが、この男の正体は、なんと県警の現役幹部だったのだ。
週刊文春 @shukan_bunshun 星野源&新垣結衣が激怒した「滝沢ガレソ」の正体 《慶應SFC卒“爽やかなバンドマン”がフォロワー274万人の暴露系インフルエンサーになるまで》 bunshun.jp/denshiban/arti… #週刊文春 リンク 週刊文春 電子版 星野源&新垣結衣が激怒した「滝沢ガレソ」の正体 《慶應SFC卒“爽やかなバンドマン”がフォロワー274万人の暴露系インフルエンサーになるまで》 | 週刊文春 電子版 〈星野源において当該投稿にある事実は一切なく、また当社が記事をもみ消した事実も一切ありません〉 5月23日、X(旧Twitter)を通じて声明を出したのは大手芸能事務所のアミューズ。怒りの矛先が向… 191 users 29
悲劇は2021年6月30日、海上保安庁の「第11管区海上保安本部」(沖縄県)に所属する巡視船「ひさまつ」内で起きた。亡くなった佐藤創さん(仮名・20)は、この年の3月に配属された新人だった。 佐藤さんの死は長らく秘匿されてきた。ようやくその事実が公になったのは昨年12月のこと。海保は佐藤さんの自殺の原因にイジメがあったことを認めた。故人へのパワハラを行ったとして、「ひさまつ」の乗組員だった航海士のBを停職2カ月、機関士のCを減給2カ月の懲戒処分としたことを発表した。 “イジメ地獄”のあった「ひさまつ」 遺体の第一発見者は佐藤さんと巡視船で同部屋だったA氏。同僚の自死を目の当たりにしたショックで海保を去ったA氏は、なぜ今つらい記憶を語るのか。 「佐藤の死を公表するまで2年半を要したのだから、事実関係を調査して適切な処分が下されるものと期待していました。しかし、この大甘処分では、再発防止は覚束
静岡県に本社を置く缶詰製造大手のいなば食品の稲葉敦央社長(70)とその妻・優子会長(54)が、自宅で飼育している数匹のペットに対して飼育放棄しており、ネグレクト状態であることが「週刊文春」の取材で分かった。 いなば食品の現役社員A氏が告発する。 「優子会長は“ペットフードモニター”と称して、これまで何匹もの猫を飼ってきましたが、ロクに世話ができません。飼育放棄のネグレクト状態に置かれた猫もおり、飼い主の資格があるとは思えません」 社内外で横暴な“女帝”稲葉優子会長 大きくなったり愛着を失ったペットは庭で放し飼い 現在、社長宅ではペットとして犬が2匹、猫が4匹飼育されている。元社員のB氏の話。 「エサやり、犬の散歩、フンの始末。ペットのお世話はいなば食品の社員に丸投げしており、飼い主である優子会長と敦央社長が自らやることはほとんどない」 優子会長には飽き性という悪癖がある。 「会長の好みは小
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が22日、飲み会で性的行為などを強要したとの疑惑を報じた週刊文春の発行元である文芸春秋に対し、名誉毀損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求め、東京地裁に提訴した。同日、所属する吉本興業を通じて発表した。松本個人による提訴となる。請求額は約5億5000万円。 同誌は2015年冬、松本人志らがホテル内で参加女性に対し、性的行為を行ったなどと報道。女性が「性的暴行暴力を受けた」とする証言を掲載した。その後も、芸人が主催した飲み会の席で性的発言などがあったとして3週連続で「性加害疑惑」報道を続けている。週刊文春編集部は「一連の報道には十分に自信をもっている」などとしている。 吉本の発表によると、松本側は訴訟を通じて、性加害に該当するような事実はないということを明確に主張し、立証するとしている。 以下、吉本興業全文 「当社所属タレント 松本人志に関する
11月10日、福島県議選終盤、現職候補者の事務所内で応援演説をする小渕優子選対委員長(50)の姿があった。さぞかし奮闘していると思いきや……。 小渕氏は陣営訪問前にこう伝えていたという。 「本当にプライベートとして応援に行きます。チラシを撒いて人を集めるようなことはしないで下さい。(選対委員長という肩書も)言わなくていいですから」 県連側が「そんなわけにはいかない」と最低限の聴衆を集め、事務所の中でマイクを持たせたのだが、
「物凄いVIPとの飲み会だから」と後輩芸人から高級ホテルに呼び出された女性たち。そこに現れたのはTシャツ姿の松本だった。「日本の法律は間違ってる。なんで俺が嫁を何人も持てへんのや」。そして、隣のベッドルームで2人きりにされると……。 東京・六本木の夜景を一望に収める「グランドハイアット東京」。地上15階にある100㎡を超える「グランドエグゼクティブスイートキング」は、1泊、約30万円。VIP御用達のゲストルームである。 東京・六本木のグランドハイアット東京 バスルームには、フランスのラグジュアリーブランドのアメニティが並び、高級綿を使用した今治タオルがラックにかかる。 またメインルームにはオーストリアの名門ブランド「リーデル」のシャンパングラスが燦然と輝き、シモンズ製のキングベッドが客人を饗(もてな)す。 その日、都内在住のA子さんは、そんな風雅な都会の一風景に身を置いた。だが、その光景は
会場はコの字型に机が並べられただけの会議室 そのうちの1回が開催されたのは12月8日。会場は、永田町の国会議事堂に程近い都市センターホテルの会議室だ。事前に情報を得た記者がホテルを訪ねると、ホテル6階の「603会議室」の案内板には〈総合政策研究会主催「西村やすとし茶話会」〉と表示されていた。同会は西村氏の資金管理団体だ。 だが、訪れたのは10人足らずのスーツ姿の男性たちだけ。会議室自体もコの字型に机が並べられたこぢんまりとしたもので、いわゆるパーティ会場にはとても見えない。一方で、入手した茶話会の案内状によれば、確かに〈政治資金パーティー〉と記載され、会費は2万円とされていた。 12月8日の「茶話会」の案内状 西村事務所関係者が内情を明かす。 「パー券は、西村氏と懇意の大口のスポンサー企業が購入しています。会場費や講師への謝礼、ランチとして出される高級サンドイッチなどの飲食費用を差し引いて
10月19日夜6時過ぎ、東京・永田町の参院議員会館から黒いスーツにノーネクタイ姿で、貫禄ある体躯の男が出てきた。山田太郎文科大臣政務官兼復興大臣政務官(56)である。 蝶ネクタイがトレードマーク(自民党HPより) 駐車場に停めた濃紺の英国車「MINI CLUBMAN」にそそくさと乗り込み、議員会館を出発する。霞が関から首都高都心環状線に乗ると、自宅とは反対の方面に迷いなくアクセルを踏み込んだのだった。 翌日には臨時国会召集が控えている。内閣支持率低迷に喘ぐ岸田政権にとっては挽回する最後のチャンス。とりわけ文科省は旧統一教会の解散命令請求など重要課題が山積みだ。その政務三役の一員が緊迫する永田町から急行した先は――。
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